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ニワトリ雌性生殖器の抗サルモネラ免疫応答とその内分泌的調節

研究課題

研究課題/領域番号 02F00229
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 応用動物科学
研究機関広島大学

研究代表者

吉村 幸則  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 教授

研究分担者 BARUA Animesh  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 外国人特別研究員
ANIMESH Barua  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードニワトリ / 卵巣 / サルモネラ菌 / MHCクラスII / 免疫応答 / 免疫染色 / 遺伝子発現 / T細胞 / 免疫機能 / 2重免疫染色
研究概要

食料の安全性を確保するために,鶏卵のサルモネラ菌汚染を防止することは重要な課題である。このためには,生殖器の免疫機能を強化することが重要である。本研究ではニワトリの卵巣におけるサルモネラ菌感染を抑制するために,卵巣の免疫応答機能を追究し,14年度に卵巣のT細胞が菌の侵入に応答することを示した。本年度は、産卵鶏の腹腔内にSalmonella enteritidis(SE菌)を接種し,T細胞への抗原提示を行う主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスIIの役割を検討した。その結果,サルモネラ菌の接種に伴い,菌は卵巣に侵入し,これに応答して、MHCクラスII分子を発現する細胞が増殖すること,またこの細胞と菌とは直接の接触を示さないので,菌が放出する成分を抗原因子としてT細胞に提示することを示唆した。また,卵巣組織とサルモネラ菌とを共培養すると,MHCクラスIIのmRNA発現が有意に増加することを示した。このことは,菌の接種に伴っておこるMHCクラスII分子を発現する細胞の増加は,卵巣組織を構築する細胞が,MHCクラスIIの遺伝子発現を増加するもので,血液を介して細胞が新たに卵巣内に流入するものではないことを示唆した。またこの細胞の一部は,卵胞膜を構築する線維芽細胞様の細胞であることを示した。これらの結果から,卵巣では,サルモネラ菌の侵入に伴って,この組織を構築する細胞がMHCクラスIIの遺伝子発現と同分子の産生を増加させることにより抗原提示機能を増強し,CD4T細胞に同菌に対する抗原提示を行うことが示された。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Barua, A: "Ovarian Cell Mediated Immune Response to Salmonella enteritidis Infection in Laying Hens (Gallus domesticus)"Poultry Science. (印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2024-03-26  

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