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ポリーN-アセチルラクトサミンの癌浸潤における役割

研究課題

研究課題/領域番号 02F00661
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 病態医化学
研究機関名古屋大学

研究代表者

村松 喬  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授

研究分担者 CHEN Guo Yun  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードセンス / アンチセンス / ポリーN-アセチルラクトサミン / ES細胞 / ノックアウトマウス / 繊維芽細胞 / β1-6アセチルグルコサミンニルトランスフェラーゼ
研究概要

ポリーN-アセチルラクトサミン合成にかかわる酵素β1-6アセチルグルコサミンニルトランスフェラーゼ(IGnT A及びIGnT B)の発現を抑えるのために、IGnT遺伝子の翻訳開始部位をターゲットとするセンス及びアンチセンス(IGnT A : GACCCTTGAGCATGCCTCCGT ; IGnT B : TGCTTTGGGAAGATGGGCTCTTGG)配列をもったモルフォリノ誘導体を作成した。そして、Es細胞、EC細胞(F9及びP19)にトランスフェクトした。トランスフェクトした細胞を用いて、酵素活性測定、RT-PCR法による遺伝子の発現解析及び^3H-フコースでメタボリックラベルした後、糖鎖の解析を行った。いずれの場合もセンス、アンチセンスで大きな変化は確認できなかった。
そこでIGnT遺伝子ノックアウトマウスを作成するためにIGnT A、IGnT B共通のエクソン(エクソンIII)を欠失したコンスラクトを作成した。このコンスクラクトをES細胞にエレクトポーレイションでトランスフェクトし、G418で選択した。生き残ったES細胞156個をサザンブロット法で解析した結果、内在性IGnT遺伝子と相同組換えを起したES細胞は1個のみであった。この細胞を用いて、キメラマウスを作成した。IGnTノックアウトマウスを作成するために、キメラマウスを野生型C57BL/6Jと交配して、F1ヘテロマウスを得ることができた。F1のヘテロ同士を交配して、IGnT遺伝子ノックアウトマウス得ることができた。このマウスについてノーザンブロット及びサザンブロットで遣伝子のノックアウトを確認することできた.肝臓、腎臓、小腸、胃の組織抽出物を用いて、IGnTの活性を調べたところ、いずれも活性が野生型に比べて消失していた。現在ノックアウトマウス由来の繊維芽細胞の癌化細胞、さらに、ノックアウトマウス由来のES細胞を樹立し、これらの造腫瘍能をこれらにIGnTをトランスフェクトしたものと比較しょうと研究を続けている。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2024-03-26  

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