研究課題/領域番号 |
02F00677
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
魚住 信之 名古屋大学, 生物機能開発利用研究センター, 助教授
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研究分担者 |
WIDYASTUTI Sri 名古屋大学, 生物機能開発利用研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | カリウム / K^+チャネル / シロイヌナズナ / 酵母 / GFP / タバコ / 輸送体 / 膜 / イオンチャネル / KAT1 / AKT2 / 原形質膜 |
研究概要 |
植物シロイヌナズナのK^+チャネルのKAT1とAKT2の両者はともに6回の膜貫通構造を有しており、その膜貫通構造を形成する領域のアミノ酸配列は似ている。KAT1はK^+を内向きに(取り込む方向)のみ透過する輸送体であるが、AKT2はK^+を内と外の両向きに透過する輸送体である。ところがKAT1は酵母の原形質膜のK^+輸送体の変異を相補し、AKT2は相補しない。このことからKAT1は原形質膜、AKT2は細胞内小器官の膜に発現していると考えられる。しかし、その細胞内局在性が分かっていない。本研究では、KAT1とAKT2の細胞内局在性を明らかにするために、酵母にGFP融合蛋白質を発現させて顕微鏡観察を行う。昨年度作成したKAT1とAKT2のキメラ蛋白質にGFPを融合した蛋白質を酵母で発現するために、酵母発現用ベクターに本遺伝子を挿入し、酵母に導入したところ、シグナルが細胞内の一部にシグナルの固まりが観察された。細胞膜からのシグナルも観察されたが、有意に局在性を示していないことから、明確な結果は得られなかった。同様にタバコ培養細胞においても明確な結果は得られなかった。一方、植物シロイヌナズナのK^+チャネルのKCO2についても同様の観察を行った。KCO2をAgrobacteriumによる形質転換により植物シロイヌナズナで発現させ顕微鏡観察したが結論は出なかった。現在、植物培養細胞を用いて一過的発現を検討している。
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