研究課題/領域番号 |
02F00953
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
久留島 浩 国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 教授
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研究分担者 |
HISLOP Scot Andrew 国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 小林一茶 / 鳶ひよろ / 俳諧の連歌 / 座の文学 / 金春禅鳳 / 謡曲「定家」 / 川原一瓢 / 詩経 |
研究概要 |
本年度の当初の計画では、一茶および一茶に関わる俳諧関係史料の収集と、一茶の著作・俳句の翻訳を課題として掲げたが、まず前者については、長野・千葉の一茶関係および俳諧関係資料を収集することができた。また、自治体史のなかの関連記事をコピーし、分析を進めているところである。後者については、「おらが春」の翻訳を進めることができた。さらに、近世のくずし字文書を定期的に解読し、英訳を進めることができた。 特筆すべきは、研究分担者のヒスロップ氏が、一茶に関する論文をまとめたことである。「たぬきの夜話:一茶と一瓢の「鳶ひよろ」の半歌仙」を『Early Modern Japan』誌に投稿し、4月には刊行される予定である。この論文では、座の文学の立場から、一茶と一瓢の俳諧の連歌を分析している。「鳶ひよろ」については、これまで英訳がなく、英語での本格的な研究ははじめてである。 さらに、今年度は、ヒスロップ氏が、Association for Asian Studies Annual Conference(AAS)において、「時雨から仏の一味雨まで:謡曲「定家」における詩と舞の関係」を発表したこれは、一茶研究をするなかで、詩論研究の意味の重要性に気づき、その観点からまとめたものであり、逆に氏自身の一茶研究を深めることができた。
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