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1億5千年前以降の巨大火成岩岩石区の地殻とマントル・ダイナミクス

研究課題

研究課題/領域番号 02F00954
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 固体地球物理学
研究機関東京大学

研究代表者

COFFIN F.Millard  東京大学, 海洋研究所, 教授

研究分担者 TIKKU Anahita A.  東京大学, 海洋研究所, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード太平洋プレート / マニヒキ海台 / 巨大火成岩岩石区 / マントルプルーム / イエローストーン
研究概要

太平洋プレート上にある巨大火成岩岩石区の形成史に関連した以下の研究を行った。
1.マニヒキ海台調査航海
平成15年度に行われた研究船「白鳳丸」によるマニヒキ海台の地球物理学・岩石学調査に参加し、主に地球物理(地形、地磁気、重力)観測を担当した。マニヒキ海台はおよそ1億2千万年前に形成された巨大火成岩岩石区である。下船後は主に地形および地磁気の解析を行い、海台を2つに分ける南北の谷地形(Danger Islands Troughs)が右横ずれの運動によって形成されたことを明らかにした。
2.太平洋プレートのプレート運動復元
太平洋プレートはおよそ1億8千万年の歴史を持つが、その初期(中生代)のテクトニックな歴史については不確定な要素が非常に多い。本研究では既存の入手できうる限りの地磁気異常データを収集し、中生代のプレート運動復元を試みた。その結果、初期の太平洋プレートはきわめて特異な条件のもとで形成・発展したことがわかった。その条件とは、1)拡大速度が非常に速かった、2)きわめて頻繁に拡大軸のジャンプが起こりプレート境界が変化した、3)マントルの温度異常(ホットスポットやスーパースウェルの存在が示す)が海洋性地殻生成に大きく影響した、である。温度異常(マントルプルーム)の存在は単にこの時代に数多くの海山や海台を生じさせただけではなく、太平洋とテチス海・ユーラシアとの境界領域の発達史に深く影響を与えたと考えられる。
上記のマニヒキ海台研究の比較対象のひとつとして、マントルプルームによる現在の活動として米国イエローストーンにおける地殻変動の研究を同時に行った。具体的には、GPSの連続観測のデータの解析を行い、鉛直方向の地殻変動と地下の流体の運動との関連を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Studinger, M., Karner, G.D., Bell, R.E., Lavin, V., Raymond, C.A., Tikku.A.A.: "Geophysical models for the tectonic framework of the Lake Vostok region, East Antarctica"Earth and Planetary Science Letters. 216. 663-677 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2024-03-26  

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