研究課題/領域番号 |
02J00137
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
日野 智 北海道大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ハブ・アンド・スポークシステム / コミューター航空 / 空港計画 / 交通手段選択 / 交通行動分析 / 意識調査分析 / ECR法 / ロジット型価格感度分析法 / 需要推計 / 実験計画法 |
研究概要 |
航空機が離着陸し、旅客が乗降する空港は航空輸送にとって非常に重要な施設である。就航している路線数や運航本数等と同時に、空港へのアクセスにも空港利用者数は影響される。そして、そのことはコミューター航空にとっても同様である。特に、コミューター航空は近距離輸送が主となるため、空港へのアクセスが持つ重要性はさらに高いものと考えられる。本研究では北海道内間を結ぶ航空路線の拠点である丘珠空港において空港利用者に対する意識調査を実施した。そして、航空機の利用状況やアクセス手段を把握し、公共交通アクセス手段に対する満足度や公共交通アクセス改善方策の重要度を分析した。 調査は2003(平成15)年12月12〜18日に実施し、3,165票を回収した。回収率は84.4%と高い値であり、得られた調査結果は非常に貴重なものといえる。調査の結果、丘珠空港は業務目的での利用が大半を占めており、アクセス手段は自家用車や送迎などが多く、タクシーがそれに次いでいた。都心部への近さが要因の一つといえるが、公共交通アクセスの利便性を改善する余地があるものと考えられる。 ECR(拡張寄与ルール)法を用い、公共交通アクセス改善方策の重要度を分析した結果、新しいバス路線の設定と運行状況や利用に関する情報提供の充実が上位に評価された。すなわち、主要地下鉄駅からのバス運行により、自家用車からの転換等を進め、同時に、情報提供を行うことで新規利用者を含めた利用者全体の満足度向上を図ることが望ましい。また、北海道内を結ぶ航空路線は時間を重視する業務目的での利用が中心であり、コミューター航空の就航には私用目的での需要を喚起すべきといえる。そして、公共交通アクセスの利便性向上が一つの方策と考えられる。 また、ハブ・アンド・スポーク路線の効率性を検証するため、航空機材のスケジューリングモデルの構築も進めている。本年度はモデルに必要な条件の確認や各種データの収集を行った。今後、モデル構築と北海道内航空路線への適用を行う。
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