研究課題/領域番号 |
02J02106
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山口 潔子 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | フィリピン / 都市建築 / 歴史的建造物 / 文化財保存 / 住宅建築 / 東南アジア / セブ / 建築史 / 植民地建築 / アメリカ占領期 |
研究概要 |
今年度は、昨年度まで行っていた長期フィールドワークの成果を発表論文にまとめ、三つの国際シンポジウムで発表した。4月には、米・コーネル大学の東南アジアプログラムの院生シンポジウムで「アメリカ期における新しい都市空間の変成」"New Space in the American-period Philippines"を口頭発表した。発表後は、現在、フィリピンの歴史的資料が本国以上に存在するコーネル大学の図書館で資料収集をした。6月には、松江市で開催された建築系のシンポジウム、5th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (中国・韓国・日本建築学会共催)にて、都市計画の視点から調査結果をまとめ"Poblaciones in Cebu : Historical Town Planning as a Urban Heritage"を口頭発表した。 9月には、パリで開催されたユーロ東南アジア学会の大会4^<th> EUROSEAS Conferenceの、建築・都市計画部門のパネルにおいて、セブというフィリピン第2の都市のもつ社会的・経済的な役割の変容を、都市拡大の歴史とともに"Cebu : Independently Global Island in the Philippines"として口頭発表した。まだまだ小規模な日本の東南アジア研究界や、独自なアメリカ式展開を見せるアジアの東南アジア研究界、その発端からポリティカルな要素をもつアメリカの東南アジア研究界とは大いに異なる、ヨーロッパの東南アジア研究界に触れられたことは素晴らしい経験であった。ユーロの東南アジア研究者たちから得た示唆と、日本にはほとんどいない同分野(東南アジア建築史)の専門家たちとの議論から得られた新たな視野をもって、年度末には研究論文を研究科に提出した。
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