研究課題/領域番号 |
02J05095
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
樋口 耕一 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | コンピュータ・コーディング / 計量テキスト分析 / 内容分析 / テキストマイニング / 質的データ / 社会調査法 / 電子コミュニティ / CMC / CAQDA |
研究概要 |
第一に、テキスト型(文章型)データをコンピュータによって計量的に分析する方法論、「コンピュータ・コーディング」についての基礎研究を行った。具体的には、昨年度に提案した新たな分析アプローチを実現するためプログラム(KH Coder Ver.2.x)を開発した。さらにこのプログラムを、フリーソフトウェアとして、誰でも利用できる形で、インターネット上で公開した。その上で、このプログラムを用いて分析を行っても、伝統的な手作業による分析と同様の結果が得られるのかどうか。また、従来、分析対象として取り上げられることが多かった新聞記事に対しても、このプログラムが有効に機能するかどうかといった点の確認・検討を行った。この結果は『理論と方法』誌に今年度発表した。次に、このプログラムの機能を部分的に援用して、社会調査データアーカイブ「SRDQ」の作成を行った。SRDQについては、その趣旨と概要を今年度『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』に発表した。 第二に、コンピュータ・コーディングないしは計量テキスト分析の応用研究として、インターネット上のチャットや掲示板のような電子コミュニティに関する調査を行った。ここでは電子コミュニティで実際に行われた会話の分析を試みている。また、新聞記事や質問紙調査の分析から、電子コミュニティにおけるコミュニケーションが日常生活の中でいかに位置づけられているかという探索を試みている。これらの結果については今後発表していくことを目指して、現在とりまとめている。
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