研究課題/領域番号 |
02J06707
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
成田 央 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 転写伸長反応 / RNAポリメーゼII / RNA干渉 / 転写伸長因子 / 転写反応 / RNAポリメラーゼII / mRNAプロセシング / RNAi法 |
研究概要 |
真核生物の転写反応は、遺伝子発現の制御の要として多くの研究者の注目を集めてきた。転写反応は開始・伸長・終結の三段階に分類できるが、近年になって転写反応の制御が、開始段階だけでなく伸長段階においても行われていることが分かってきた。このような背景からこれまでに幾つかの転写伸長因子が同定されたが、それらは全て伸長反応を促進するものであった。我々が精製・同定に成功した転写伸長因子NELFは、伸長反応を負に制御する新しいカテゴリーの因子である。NELFの転写伸長反応における作用機序については詳細に解析されている一方で、NELFの細胞内での役割や転写伸長制御以外の機能といった点についてはよく分かっていない。そこで本研究では、NELFの細胞内での機能を解析することを目的とした。 この目的のため、本研究では細胞内に存在するNELFを含むタンパク質複合体に注目した。そして解析の方法として、(1)細胞内在性NELFのノックダウン、(2)NELFに相互作用する因子の探索、という2種類のアプローチを行った。 以下にその結果を示す。 (1)HeLa細胞においてRNAi法を用いて安定的にNELFをノックダウンすることに成功した。NELFをノックダウンした細胞はコントロールの細胞と比較して増殖が遅くなるという表現型が観察された。現在は、この表現型がどのように引き起こされるかについて解析を行っている。 (2)Flagタグ付きのNELFを恒常的に発現するHeLa細胞株を樹立した。この細胞の核抽出液を調製し、免疫沈降法を用いてNELFに相互作用する因子を精製した。質量分析計による解析の結果、RNAポリメラーゼII等これまでにNELFに相互作用することが分かっているもの以外に、いくつかのNELF相互作用因子の候補を同定することができた。現在は、これらの因子とNELFの結合の特異性を検討し、その相互作用の意義を解析している。
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