研究課題/領域番号 |
02J10083
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 京都大学 (2003-2004) 総合地球環境学研究所 (2002) |
研究代表者 |
加藤 元海 京都大学, 生態学研究センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 湖沼 / 富栄養化 / 栄養塩 / 植物プランクトン / 動物プランクトン / 数理モデル / 湖沼形態 / アオコ / リン / 沿岸帯植物 / 水質 |
研究概要 |
本研究では、湖沼において人間活動の影響をもっとも受けやすい沿岸帯が湖沼全体の水質に与える影響を明らかにすることを目的としている。沿岸帯に存在する植物や倒木などは、動物プランクトンや小魚などの隠れ家となっており、これらの生物は水質悪化の要因となる植物プランクトンを摂食しその密度を抑制する効果をもっている。しかも、沿岸帯植物は湖底の環境を安定化させ、富栄養化の原因である栄養塩(リン)の湖底からの再回帰を抑えることが分かっている。ところが、湖沼の規模(面積、水深)によって沿岸帯の割合は変わるため、その影響も変わることが予想される。本年度は、6月に湖沼や河川など水域生態系の底生生物に関して情報が集まる北米底生生物学会へ出席・研究発表を行った。その後、本研究1、2年目に滞在した米国ウィスコンシン大学を訪れ、これまでの研究とさらなる発展研究の内容に関して打合せをするとともに、現地の湖沼群調査に参加した。8月にはフィンランドで行われた国際陸水学会に出席・研究発表を行った。その際に、欧州で集中的に研究の行われている浅い湖における富栄養化問題に関する最新情報の収集を行った。また国内においても、8月には日本生態学会と9月に日本陸水学会への出席・研究発表を行い、国内における最新の研究情報の交換を行った。印刷物としては、湖沼の富栄養化のしやすさと、湖沼形態や沿岸帯植物の多寡との関係を予測する数理モデルを開発し論文として発表を行った。また、アオコの大発生に代表される突然の富栄養化に関する日本語の総説もまとめた。
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