研究課題/領域番号 |
02J11442
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
チャイロングドゥア A (2003) 杏林大学, 医学研究科, 特別研究員(PD)
チャイロングドゥア A. (2002) 杏林大学, 大学院・医学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | アミノ酸トランスポーター / シスチントランスポーター / シスチン尿症 / 細胞膜輸送 / 腎臓 / タンパク質間相互作用 / cDNAクローニング / 腎近位尿細管 |
研究概要 |
腎近位尿細管のシスチン輸送体は、1回膜貫通型のシスチン輸送活性化因子rBAT(related to b0,+amino acid transporter)と輸送体本体が連結するによって形成される。輸送体本体の分子実体として12回膜貫通型タンパク質BAT1(b0,+-type amino acid transporter 1)が明らかにされたが、さらに未同定の輸送体がrBATとヘテロ二量体を形成すると想定されている。本研究は、このrBATの第二のパートナーを同定し、そのシスチン尿症との関わりを明らかにすることを目的として行われた。平成15年度は、rBATの第二のパートナーの同定のために、プロテオミクスのアブローチを採用した。すなわち、rBATとジスルフィド結合を介して連結するタンパク質の探索のために、rBATとグルタチン-S-トランスフェラーゼとの融合タンパク質をコードするcDNAを作製し、発現ベクターに組み込み、マウス胚に注入することによって、これを強制発現するトランスジェニックマウスを作製した。尾ゲノムDNAを用いたPCRにより遺伝子の導入を確認したマウスの腎を用いて、抗グルタチン-S-トランスフェラーゼ抗体によるウエスタンブロットを行ったところ、融合タンパク質が強発現していることが明らかになった。この腎ホモジェネートから膜タンパク質を抽出し、グルタチオンカラムで精製し、還元したのち二次元電気同定を行い、候補スポットを得た。候補スポットをゲル内消化し、マススペクトロメトリーによるタンパク質同定が進行中である。
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