研究課題/領域番号 |
02J11582
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
その他外国語・外国文学
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研究機関 | 東京大学 (2003-2004) 宇都宮大学 (2002) |
研究代表者 |
寺尾 隆吉 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 日本学術振興会特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | ラテンアメリカ / 文化政策 / 小説 / 出版社 / 文学教育 / 政治暴力 / 国民文学 / ルポルタージュ / 告発の小説 / コロンビア / ベネズエラ / 文学史 / 文化的アイデンティティ / ラテンアメリカ文学 / 文学の受容 / 小説の発展 |
研究概要 |
本年度は本研究プロジェクトの最終年であり、研究成果の公表及びその集大成としての研究書の執筆に重点を置いた。平成16年6月のラテンアメリカ学会においては、20世紀前半のラテンアメリカ小説に着目し、その受容を文化政策との関連から考察する発表を行った。同年11月ベネズエラの文学研究者グレゴリー・サンブラーノ氏をまじえたシンポジウム「現代ベネズエラ小説」では、ベネズエラ小説における政治暴力と小説創作の関係を考察し、発表した。さらに17年1月には、これまでの研究成果を一冊の本にまとめた研究書「La novelistica de la violencia en America Latina」の執筆を終え、ベネズエラのロス・アンデス大学出版局に提出した。17年9月までには単行本としてベネズエラ、コロンビア両国で発表される予定である。本書は主としてベネズエラ、コロンビア、メキシコ三国における政治的事件と小説創作の関係を考察したものであり、三者の比較研究から社会に対する小説家の役割、さらには小説が社会に与える影響を具体的な作品分析から明らかにしている。また、小説と文化政策、文化的アイデンティティ形成との関連についても具体的な展望を示しており、これまでの研究の集大成というのみならず、今後にもつながる成果と考えられる。スペイン語での執筆ということになったが、近いうちに日本語訳も行う予定である。この研究書の発表をもって、ラテンアメリカにおける小説と社会の関係に主眼をおいた本研究プロジェクトは、十分な成果をあげたものと確信する。
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