研究課題/領域番号 |
02J20163
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 |
研究代表者 |
濱野 毅 独立行政法人放射線医学総合研究所, 低線量生態影響プロジェクト, 学振特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ビームプロファイル測定 / 中性子発生システム / 入退管理システム / 低線量影響実験棟 |
研究概要 |
日本学術振興会の特別研究員採用期間中は放射線医学総合研究所のポスドクとして行ってきた開発を継続して行ってきた。この間行ってきた開発は以下の通りである。 まず、中性子発生用加速器システム及び生物照射用ガンマ線発生装置の設計に携わり、システム仕様の検討を行った。また、これらの周辺技術として、中性子線量測定法の技術取得と、この技術を用いた、東北大学中性子発生施設における放射線計測装置の中性子標準場における校正を行うことにより、周辺計測装置の準備を整えてきた。 このような発生装置の仕様検討、設計検討に係わる問題として、放射線管理区域の設定についても検討を行う必要が生じた。このため、装置を納める建屋の遮へい計算や、放射線安全申請に関する計算、検討を行った。また、放射線管理区域と生物管理(SPF)区域が混在する新設の実験棟・(低線量影響実験棟)の入退管理システム設計を行った。 上記装置や検討結果はこの低線量影響実験棟のシステムに反映されており、現在中性子発生システムを除き稼働中である。 上記のような生物照射用放射線照射装置に関する仕様検討、設計検討を行う間には、中性子実験の予備実験として、放医研静電加速器棟のシェンケル型タンテム加速器を行い、PIXE分析を行う一方で荷電粒子のビームプロファイル測定法に関する実験と測定理論に関する検討を行った。これらの結果は国際紙に投稿し、平成16年1月に発行されている。
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