研究課題/領域番号 |
03041018
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
後藤 明 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50079224)
板垣 雄三 東京大学, 東洋文化研究所, 教授
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研究分担者 |
松原 正毅 国立民族学博物館, 教授 (30110084)
佐々木 高明 国立民族学博物館, 教授 (10031692)
板垣 雄三 東京大学, 東洋文化研究所, 名誉教授 (10014458)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 地域研究 / 地域研究機関 / 地域研究者 / 世界研究 / 中東研究 / 学術政策 / 地域研究の総合化 / 地域間研究 |
研究概要 |
1.平成3年度調査研究実施計画にもとづき、学術調査の対象国をアメリカ合衆国にしぼり、同国の地域研究機関の研究実績面、組織・行政面の情報集積・解析・評価をおこなった。 2.研究実施のための計画作業 わが国における新しい「地域研究」の組織上の、また研究方法上の推進体制に関して国立民族博物館においておこなっている調査研究の作業の進行と密接に連携しつつ、本研究組織としては、欧米諸国における「地域研究」の歴史と現状に関する事前サ-ヴェイをさらに深化させるべく集中的討議をおこなうとともに、この学術調査の実施上の重点目標の確点、調査項目の調整、調査対象機関の選定、それとの連絡態勢の確立、調査対象機関における協力者との事前の協議など、計画の具体化をすすめた。 3.研究遂行のための現地調査実施の概要 1)現地調査のための派遣者(2名) 研究分担者 板垣雄三(東京大学名誉教授) 研究協力者 竹下典行(文部省学術国際局研究機関課課長補佐) 2)現地調査のための派遣期間:平成3年11月5日〜16日(12日間) 3)おもな訪問機関および応接者 ワシントンDC (1)ジョ-ジタウン大学現代アラブ研究センタ-/イブラヒ-ム・イブラヒ-ム所長およびマイケル・ハドソン教授 (2)ジョ-ジ・ワシントン大学政治学部/バ-ナ-ド・ライク教授(前学部長) (3)中東研究所/ロバ-ト・キ-リ-理事長 (4)スミソニアン研究機構ウイルソン・センタ-/ロバ-ト・リトワク国際研究部長 (5)アメリカン大学国際学部(SIS)/ルイス・グッドマン学部長およびシェリフ・マルディン教授 マサチュウセッツ州ボストン (6)マサチュウセッツ工科大学アガカ-ン計画/バ-ブロ・エック部長 (7)ハ-バ-ド大学中東研究センタ-/ウイリアム・グレアム所長 (8)ハ-バ-ド大学国際開発研究所/大木正光研究員(前外務省中近東二課長) ニュ-ヨ-ク市 (9)社会調査研究所/ジャネット・アブ-ルグド教授およびエリック・ホブズボ-ム教授 (10)コロンビア大学中東研究所/グレゴリ-・ゴ-ズ3世助教授 (11)社会科学研究所(SSRC)/メアリ-・マクドナルド事務局員 4.観察結果および収集された情報資料にもとづく研究作業 本研究組織としては、調査実施から得られた知見を整理・分析・評価する作業をすすめつつ、調査研究のつぎの段階の準備にとりくんでいる。本年度の調査にかぎっていえば、アメリカ合衆国においては、世界諸地域の地域研究がしばしば政策形成・実施のための応用研究に引き寄せられ基礎研究としての系統性と持続性に欠ける結果となってきたことへの反省が全般的につよく生じており、教育の次元からの再建・再編への動きが看取される。わが国における総合的な地域研究の組織化への志向は、そこで大きな関心を呼んでいる。
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