研究概要 |
がん研究のためには各種の研究資材が必要である。本研究班はがん研究に必要な資材を調整し,分与し,あるいはそれらの所在情報を,がん研究者に広く供給することを目的としている。具体的には次の8つの事業を行った。 1.移植腫瘍,細胞の分与(橘武彦担当)。111株を供給した。うち,50%はヒト培養細胞であった 2.化学物質(黒木登志夫)。IQ,MeIQ,NitroIQを各1件分与した 3.単クロ-ン抗体(橋本嘉幸,高橋利忠)。本年度は所在情報パンフレットを作らなかった 4.遺伝子(豊島久真男,渋谷正史,山本雅)。Cーmyc,cーerbBー1,cーerbBー2を各1件づつ配布した 5.染色体マッピング(吉田廸弘,中村祐輔)。マッピング用ハイブハド-マ細胞5件,同DNA4件分与。in situhybridization法によるマッピング10件,およびマッピング用プロ-ブ310件分与した。 6.遺伝情報(宮田隆,五條堀孝,伊藤彬)。遺伝子のコンピュ-タ-解析10件,および「タンパク質の機能部位に特異的なアミノ酸配列パタ-ン」の小册子を作成し、がん接,バイオがん班号に配布した 7.DNA保存(黒木登志夫,西村暹,青木国雄),秋田大学関係のコホ-ト2000人から未血DNAと100μgづつ分離、保存した。 8.ペプチド合成し富田基郎,吉田光昭,黒木登志夫)、班号の要望に応じて18件のペプチドを合成した
|