研究課題/領域番号 |
03151071
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 放射線医学総合研究所 |
研究代表者 |
舘野 之男 放射線医学総合研究所, 臨床研究部, 部長 (90163493)
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研究分担者 |
横山 陽 京都大学, 薬学部, 教授 (90025685)
福田 寛 東北大学, 抗酸菌病研究所, 教授 (30125645)
小西 淳二 京都大学, 医学部, 教授 (70026970)
上村 和夫 秋田県立脳血管研究センター, 所長
井戸 達雄 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター核薬学核化学, 教授 (80134063)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
17,700千円 (直接経費: 17,700千円)
1991年度: 17,700千円 (直接経費: 17,700千円)
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キーワード | ポジトロンCT / 標識化合物 / がんの質的診断 / フルオロフコ-ス / フルオロデオキシタロ-ス / PK11195 |
研究概要 |
本研究はサイクロトロン等の加速器によって生産した放射性核種を用いてのがん診断に関し、1)計測技術の向上,2)種々な放射性薬剤の開発および3)それらの臨床応用という三つの方向からの発展を計ろうとするものである。 計測に関しては、3次元CTの実現を目指した研究を中心に据えており、今年度までで近似的3次元画像再構成に関して一応の目途がついた(野原ら)。また、将来の放射性薬剤を用いた治療に関し、癌病巣に与える放射線量を定量的に定量的に測定するための方法を完成した(舘野ら)。 放射性薬剤関連の研究に関しては、セカンドメッセンジャ-イメ-ジング剤として期待されているフォルスコリンの研究(野崎ら)や、グリオ-マの診断に有望視されている末梢性ベンゾジアゼピン受容体イメ-ジング剤のCー11標識PK11195(舘野ら)の研究が進んだ。 ^<18>F標識フルオロデオキシグルコ-ス( ^<18>FDG)以来、腫瘍の検出および質的診断に関して注目されてきた糖類に関する今年度の成果としては、 ^<18>F標認フルオロデオキシーDータロ-ス(前田ら)および ^<18>F標認フルオローLーフコ-ス(井戸ら)がその主なものである。 臨床的研究については、放射線治療や化学療法による腫瘍組織の循環や代謝の変化を測定することにより、治寮早期に効果の予測(治寮先行指標)することを最終目的として、すでに放射性薬剤として完成されている ^<18>FDG、 ^<11>Cメチオニンなどを利用して肺癌、悪性リンパ腫等の質的診断への寄与度を検討した。
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