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東北地方に分布する第四紀火山噴出物とその災害

研究課題

研究課題/領域番号 03201203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関秋田大学

研究代表者

丸山 孝彦  秋田大学, 鉱山学部, 教授 (60006682)

研究分担者 林 信太郎  秋田大学, 教育学部, 助教授 (90180968)
山元 正継  秋田大学, 鉱山学部, 助教授 (80191443)
高島 勲  秋田大学, 鉱山学部, 教授 (50163192)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードzoned eruption / TL年代 / 溶岩円頂丘 / 火砕流 / 斜面災害 / 変質鉱物によるアイソグラッド / モンモリロナイト
研究概要

鳥海火山と寒風火山については,昨年度と今年度の研究成果で,マグマの噴出レ-トを見積ることができ,今後の噴火リスクを見積ることが可能なレベルに達した。
青麻火山の一部の火砕流中には成層構造が認められ,下部には軽石が上部にはスコリアのある典型的なzoned eruptionのスィ-ケンスを観察することができた。この様な成層構造は火砕流の噴出メカニズムを考える上で重要なことである。
肘折カルデラの地質調査を行うと共に,火砕流のTL年代測定を行った。その結果,1)溶岩円頂丘の形成とステ-ジIの活動,2)礫層の堆積,3)水蒸気爆発による溶岩円頂丘の破壊とステ-ジ2の活動,4)火道の拡大に伴う火砕流の噴出(ステ-ジ3)の火山活動史を編むことができた。ステ-ジ3の年代は9.12〜9.98kaであった。)
八幡平〜玉川温泉地域では,空中写真の解読によって斜面災害の実態を把握し,地質調査を行った。空中写真判読で斜面災害と判定された地域の多くが溶岩と溶岩との境界,あるいは溶岩と基盤との境界付近が斜面災害として誤読されていることが明らかとなった。空中写真判定と地質調査との結果が一致した地区については,変質鉱物の半定量を行い,度質鉱物によるアイソグラッドを求めた。その結果,モンモリロナイトの含有量が斜面災害の場所や規模を規制することが明らかとなり,この結論は新第三紀層地すべり地域の結果とも一致する。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 林 信太郎,吉田 武義,高嶋 幸生,青木 謙一郎: "東北日本寒風火山の微量元素組成" 核理研究報告. 24. 274-285 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 川原谷 浩,丸山 孝彦: "秋田県南東部,奥羽山脈西縁に分布する地すべりの応用地質学的研究" 秋田大学鉱山学部資源地学研究施設報告. 56. 17-31 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 林 久人,丸山 孝彦,川原谷 浩: "秋田市周辺の新第三系の粘土鉱物" 秋田大学鉱山学部資源地学研究施設報告. 56. 1-15 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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