研究課題/領域番号 |
03201212
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小堀 為雄 金沢大学, 工学部, 教授 (20019714)
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研究分担者 |
近田 康夫 金沢大学, 工学部, 助手 (50155298)
宮島 昌克 金沢大学, 工学部, 助手 (70143881)
北浦 勝 金沢大学, 工学部, 教授 (70026269)
鈴木 有 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90027235)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 雪害 / 居住環境 / 防災力 / 除排雪 / 雪崩 / 屋根雪下ろし / 危険度 |
研究概要 |
社会環境の変遷に伴って、都市域の雪害の特色も大きく様がわりしている。昭和38年豪雪時と比較すると現在の雪国の特徴として、1)情報通信や自動車交通が社会経済活動の主役となりつつあること、2)旧市街地から新興市街地への住宅化が拡がっていること、3)老齢化社会を先取りしていること、などが挙げられる。1)からは、情報通信のあと先には人、物の移動があるので、道路の除排雪が何にもまして必要となっていることを指摘できる。また2)からは、市街に隣接した山の麓へも人々が住むようになり、新しい道路ができるなどして、雪崩が身近な問題となっていること、2)、3)からは、屋根雪下ろしなどが新たな関心事となっていることが注目される。生活水準の向上とともに雪による生活の不便を人々が許さなくなっており、また生活構造そのものが雪に対してもろくなっている。すなわち、これまでは雪害と考えられていなかった現象が新たに雪害の仲間入りをしている。このような観点から本研究では雪害危険度を最初に定義して、地域別の雪害危険度を評価する手法等を開発した。本研究における成果を要約すると以下のようである。(1)都市内各地区の特色を生かしながら、都市が全体として均衡ある発展を期するためには、その地区の本来有している雪害危険度を予かじめ評価しておくことが基本となる。ここでは、地区の有している特色を取り込みながら、地区別の雪害危険度予測のための評価式を構築するとともに、評価システム開発した。(2)市街に近い山間部において、過去に雪崩災害の発生した地区を対象に3次元雪崩運動解析を実施した。その結果、当時の雪崩現象をシミュレ-トすることができた。また、雪崩発生点を種々変えて解析を行ったところ、雪崩の流下経路に一定のパタ-ンがあることがわかった。このことから雪崩防護工の設置位置に関する検討を加えることができた。
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