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内陸地震発生時におけるウォ-タ-フロント開発地域の地震危険度予測

研究課題

研究課題/領域番号 03201224
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

清野 純史  京都大学, 防災研究所, 助手 (00161597)

研究分担者 佐藤 忠信  京都大学, 防災研究所, 助教授 (00027294)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード内陸地震 / ウォ-タ-フロント / 地震危険度 / 埋立地盤 / 軟弱地盤 / 歴史地震 / 活断層 / 不整形地盤
研究概要

都市活動の中心が、その過密さゆえ地盤条件の劣悪な埋立地や造成地に拡大していることは周知の事実であり、この傾向が今後さらに増え続けるであろうことは想像に難くない。近年とみに開発が盛んになっている臨海部は、もともと開発空間として大きな可能性を秘めていたこともあって、都市生活の場が本格的にウオ-タ-フロントへと移行しつつある。過去の地震被害を詳細に検討すると、被害は比較的狭い地域に集中し構造物自体の欠陥に起因する被害もさることながら、地形や地盤構造が不規則であったり不連続な地質特有を有している地域であることに起因することが多い。臨海部の埋立地は陸から海へと傾斜した不整形な地盤を持つことになり、また 軟弱地盤であることから長周期地震動や地盤変状の影響も受けることになる。しかし、こうした臨海部の開発地域が巨大地震に遭遇したときの安全性の検討に対してはまだ多くの未解決な問題が残されている。したがって、地震災害に対するウオ-タ-フロント地域の防災を考えるに当たっては、あらかじめ地震危険度を予測しておく必要があり、また、この様な地盤の不整形性を考慮した地盤の震動特性や増幅特性を明確にした上で、地上および地中の構造物の耐震設計を行わなければならない。本研究では、埋め立て地盤等の軟弱地盤上や不整形性を有する地盤上で観測された記録をできるだけ多く収集し、これを用いて地盤の震動解析を行い、観測から得られる地震動特性と解析結果との比較を行った。さらに内陸地震の発生の重要な手がかりとなり得る活断層デ-タと歴史地震デ-タをバランス良く組み合せ、これと埋め立て地盤材料の形状を調べることにより、特にウオ-タ-フロント開発地域を対象とした地震動の局所的な違いを解明し、このようなウオ-タ-フロント開発地域における高精度なマイクロゾ-ニングを行って、防災上の適切な対策を可能にした。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 清野 純志,藤村 和也,土岐 慶三,佐藤 忠信: "歴史地震デ-タと活断層デ-タに基づく近畿地方の地震危険度解析" 京都大学防災研究所年報. 第34号Bー2. 1-13 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] J.Kiyono;K.Toki: "Risk Spectrum Taking into Account Fault Rupture Mechanisms" Proc.of 10WCEE. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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