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都市機能の複合化と地震防災性に関するシステム分析モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 03201232
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関宮崎大学

研究代表者

原田 隆典  宮崎大学, 工学部, 助教授 (70136802)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード都市機能 / 市民生活 / ライフライン / 地震 / 防災 / ネットワ-ク / システム分析 / 復旧
研究概要

本研究では,市民生活と関連している電力,水道,都市ガス,電話,の4機能を想定し,主に,宮城県沖地震による震災ケ-スにおけるこれらの機能停止と後旧過程を総合的に予想検討するためのシステム論的な方法論(システム分析モデル)を構築し,このシステム分析モデルを通じて都市サ-ビスシステムの防災性の評価を行った。その具体的成果は,次の2点に要約できる。
(1)ライフラインシステムおよび各システムの関連性をシステム論的に分析するためにはネットワ-クの分析手法が必要不可欠となる。本研究ではネットワ-クの規模が大きくなっても取り扱うことができるように深さ方向優先探索法(DFS)とシステムの階層性を組み合わせたサブシステム法を開発した。また,ダイクストラ法に基づくボトルネック法を応用して,システムの階層性がネットワ-クの構造化を支援するための方法を開発した。この方法はネットワ-クシステムの中での各要素の重要度を評価するために使用でき,復旧過程の分析と復旧順位の評価に利用できる。
(2)中規模地震で想定される地震シナリオに対して,システムダイナミックモデルを基に,電力,都市ガス,水道,電話の復旧過程を定式化した。この復旧過程モデルにより,どの要素から復旧するか,あるいはどの地域にどのくらいの作業員を配置するかなどの復旧戦略によって,復旧過程や復旧完了期が大きく変わることが示された。被害状況の把握の要因や各パラメ-タの不確定性を組み込んだ確率論的システムダイナミックモデルを構築することにより,より現実的な復旧過程のモデルとすることができる。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 原田 隆典: "都市の耐震信頼性" 平3年度9大学院セミナ-環境・防災の科学,宮崎大学工学研究科. 78-102 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 江藤,原田,大谷: "サブシステム法によるライフラインネットワ-クの地震時信頼性解析" 第46回土木学会全国大会講演概要集. I. (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 濱浦,原田,大谷: "ライフラインネットワ-クシステムの重要度評価に関する基礎的研究" 第47回土木学会全国大会講演概要集. I. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 水澄,原田,大谷: "都市機能の復旧過程のシステム分析モデルに関する基礎的研究" 第47回土木学会全国大会講演概要集. I. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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