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化学物質による環境リスクの測定と評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03202107
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

中西 準子  東京大学, 環境安全センター, 助教授 (10010836)

研究分担者 岡 敏弘  滋賀県琵琶湖研究所, 研究員
鈴木 規之  東京大学, 工学部, 助手 (40196853)
高橋 敬雄  新潟大学, 工学部, 助教授 (70134955)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード化学物質規制 / バンゼン / クロルデン / リスクマネ-ジメント / 便益
研究概要

本研究では、化学物質の人間および環境への暴露の程度、人間の健康に与える影響、環境全般に与える影響を評価することを第一の目的にしている(リスク評価)。次に、それらの化学物質の便益(ベネフィット)の評価をし、その両者を勘案して、化学物質規制に関する提案をすることを最終的な目的にしている。結果は、以下のとおり。
1.環境測定結果:ここでは、大気関係の調査結果のみを示す。測定した化学物質は、1,1ーDichloroethylene,Dichloromethane,transー1,2ーdichloroーethylene,nーHexane,1,1ーDichloroethane,cisー1,2ーdichloroethylene,Chloroform,1,1,1ーTrichloroethane,Carbontetrachloride,Benzene,1,2ーDichloroethane,Trichloroethylene,Toluene,1,1,2ーTrichloroethane,Tetrachloroethylene,oーXylene,mーDichlorobenzene,pーDichlorobenzene,oーDichlorobenzene,1,3,5ーTrichlorobenzene,1,2,4ーTrichlorobenzene.発ガン性が証明されているものには、下線を施した。
これらの発ガンリスクを計算したところ、上記下線を施された6種の化学物質による発ガン確率の合計は、場所により、1.45*10^<ー3>、6.4*10^<ー4>、7*10^<ー5>、1.2*10^<ー4>であった。大気中に含まれる化学物質による発ガンリスクは、水起源のものより大きく、一般通念で、"良い住環境"と考えられるところでも、10^<ー4>を超えている。
2.白蟻防除剤のクロルデンのリスク/ベネフィット解析:クロルデンの発ガンリスクについては、算出した。それは、状況により、2.6*10^<ー5>から3.3*10^<ー4>の範囲にある。クロルデンおよび、クロルデン代替物の有機りん主体の新しい白蟻防除剤のガン以外の病気に対するリスク評価方法、ベネフィットの算出については、研究継続中である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中西 準子: "リスク概念の化学物質規制への応用" 環境科学会1991年会講演要旨集. 228-229 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 中西 準子(NAKANISHI JUNKO): "An Overview of Dioxin Produced by the pulp Industry" Water Report. 1. 1-3 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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