研究課題/領域番号 |
03202139
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
淡路 剛久 立教大学, 法学部, 教授 (90062653)
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研究分担者 |
盛岡 通 大阪大学, 工学部, 助教授 (30029350)
鈴木 邦雄 横浜国立大学, 経営学部, 助教授 (30018048)
久保 幸夫 慶応大学, 環境情報学部, 助教授 (40107694)
金安 岩男 慶応大学, 環境情報学部, 助教授 (30125520)
磯部 雅彦 東京大学, 工学部, 教授 (20114374)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
1991年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
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キーワード | 湾岸域 / 環境計画 / 親水性 / 親水環境 / 環境指標 / 環境診断 / アメニティ-環境 / 住民参加型計画 |
研究概要 |
(1)東京湾岸域の土地利用実態については、マルチメディアシステムにより、景観評価を行うシステムを開発しつつある。本年度は、空中写真の入力を行い、横浜から富津までデ-タを作成した。さらに、デモンストレ-ション用のソフトを開発した。(2)生物指標とくに植物・植生を指標として、都市・人間活動・地域との関係において水環境の量的および質的評価手法を確立し、ついで、確立した評価手法を用いて、自然と調和のとれた望ましい広域湾岸都市環境形成のためのシステムのモデル化を展開すため、昨年度調査を実施した館山地区の植生調査資料の補完調査を実施し、さらに、千葉市付近を調査の対象として、都市化・産業立地化が進んだ東京湾沿岸部における水環境を指標とする植物・植生現況調査を実施した。(3)親水面での整備施策に対える「市民のユ-ザとしての視点」の重要性から、ベイエリアにおける水辺環境に対する診断として、近隣生活圏とベイエリア全域が対照であるものの二つを区別して想定し、主観的な環境評価を書き込む環境カルテと地区ごとの活動の選好をおよびイメ-ジを問う質問紙調査法を採用した。これらの技法を用いて、東京湾地域の親水空間を評価した。また、親水イメ-ジと親水レクリエ-ション活動との関係についてもアンケ-ト調査を進めている。(4)広域都市圏における湾岸域の環境のうち防災的な側面からの検討を進めた。この目的のため、高潮の数値的シミュレ-ションを行い、特に地球温暖化にともなう海面上昇の影響について検討を行っている。また、水質評価指標を提案するため、東京湾内の地形と水質との関連に関する現地調査を行い、デ-タを整理中である。(5)地域ごとの環境計画として、千葉・京葉港二期計画、川崎臨海部、三浦市・小網代につき、その主体と役割、法的手法、市民参加などに重点をおきつつ、調査を実施中である。
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