研究課題/領域番号 |
03203213
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
相田 卓三 東京大学, 工学部, 助教授 (00167769)
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研究分担者 |
井上 祥平 東京大学, 工学部, 教授 (20010762)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1991年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 光合成 / アルミニウムポルフィリン錯体 / メタクリル酸エステル / メタクリロニトリル / 二酸化炭素 / マロン酸 / シアノカルボン酸 |
研究概要 |
本研究の目的は、クロロフィルと類似の基本骨格を有する金属ポルフィリン錯体を分子設計し、この錯体を光触媒として利用することにより、可視光のエネルギ-を用いた二酸化炭素の高効率変換反応を実現することにある。 昨年度の研究において、二酸化炭素雰囲気下でメタクリル酸エステルとジアルキル亜鉛の混合物に触媒量のアルミニウムポルフィリン錯体を加えて可視光を照射すると、マロン酸エステル誘導体が触媒的に生成することを見い出した。本年度の詳しい検討により、触媒反応が3つの基本ステップからなっていることがわかり、その全てが可視光照射により誘起・促進されることが明かとなった。そこで、それぞれに関して反応の量子収率を調べたところ、1ー0.1%のオ-ダ-であることがわかった。更に、同様のシステムにより、メタクリル酸エステル以外にメタクリロニトリルも光カルボキシル化されることがわかり、相当するシアノカルボン酸誘導体を触媒的に得ることができた。
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