• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

負荷端設置SMESのPQ同時制御による電力系統電圧安定度の向上

研究課題

研究課題/領域番号 03203222
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関横浜国立大学

研究代表者

大山 力  横浜国立大学, 工学部, 助教授 (40160642)

研究分担者 佐藤 晴夫  横浜国立大学, 工学部, 助手 (20110736)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードSMES / 電圧安定度 / 電力系統安定度 / 無効電力制御
研究概要

電力需要の増大や電源の遠隔化などにより、電力系統は電圧崩壊の危険にさらされている。負荷端の電圧維持のためには従来変圧器タップの切り換えや電力用コンデンサの投入などがおこなわれてきた。しかし、応答速度に限界があるため、電圧を維持し切れず電圧崩壊に至る可能性がある。
本研究では、超電導磁気エネルギ-貯蔵装置(SMES)が高速に有効電力Pおよび無効電力Qを制御できることに着目し、まず、負荷端近傍にSMESを設置した場合にどれだけ電圧安定度が向上できるかについて検討をおこなった。その結果、特に負荷上昇速度が早い場合にSMESの効果が大きいことが確認できた。さらに2機6負荷のくし型系統モデルを用いて電圧安定度向上のために最も良いSMESの設置場所はどこかについての検討もおこなった。電圧安定度向上のためには電源から離れた地点にSMESを設置することが望ましいが、最遠隔地が必ずしも最適設置点となるとは限らず、系統構成毎に検討が必要であることが示された。
また、負荷端に設置したSMESを多目的に利用することを検討するため、電力動揺の抑制効果についても検討をおこなった。一般に電力動揺の抑制のためにはSMESを電源側に設置することが望ましいものと考えられる。しかし、負荷側に設置した場合でもある程度の効果があることがシミュレ-ションによって明らかになり、電圧、電力動揺の双方に効果がある多目的SMESの可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松川,矢島,佐藤,大山,芹澤: "SMES導入による電力系統の電圧安定性向上に関する検討" 電気学会論文誌. B. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi