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可溶不溶可逆セルラ-ゼを用いた沈降分離型反応器によるセルロ-スの連続同時糖化醗酵

研究課題

研究課題/領域番号 03203223
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関新潟大学

研究代表者

藤井 盈宏  新潟大学, 工学部, 教授 (70092723)

研究分担者 谷口 正之  新潟大学, 工学部, 助教授 (00163634)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1991年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード固定化酵素 / セルラ-ゼ / エタノ-ル / バイオリアクタ- / セルロ-ス / キシラン
研究概要

本研究では可溶・不溶可逆セルラ-ゼと凝集酵母を組み合わせた繰り返し同時糖化醗酵によるエタノ-ルの生産、連続同時糖化醗酵を行うための沈降分離型バイオリアクタ-の開発およびセルロ-ス資源の連続同時糖化醗酵によるエタノ-ルの効率的生産について検討した。また、キシランに効率よく作用する可溶・不溶可逆キシラナ-ゼの調製とその繰り返し利用について検討した。研究成果の概要は次のようにまとめられる。
(1) 沈降分離型バイオリアクタ-を用いることにより、可溶・不溶可逆メイセラ-ゼと凝集酵母を組み合わせた同時糖化醗酵によってセルロ-ス資源から繰り返しエタノ-ルを生産できた。さらにエタノ-ルの生産性を向上させるために、連続同時糖化醗酵のための沈降分離型バイオリアクタ-を新規に開発した。この混合槽と沈降槽を備えた沈降分離型バイオリアクタ-を用いることにより、セルロ-ス資源から連続的にエタノ-ルを生産することができた。連続同時糖化醗酵におけるエタノ-ルの生産性は繰り返し同時糖化醗酵の場合に比べて2倍以上高くなった。
(2) 温度またはpHに応答する可溶・不溶可逆キシラナ-ゼを調製した。両固定化キシラナ-ゼは水に溶けている状態で効率よくキシランを加水分解し、反応終了後に温度またはpHを変えることによって不溶化し、反応生成物である糖液と分離できた。また、可溶・不溶可逆キシラナ-ゼは水不溶性担体に固定化した酵素に比べてキシランに対する活性が著しく向上した。さらに、これらの可溶・不溶可逆キシラナ-ゼを繰り返し用いてキシランを加水分解できた。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Taniguchi Masayuki: "Production of Soluble Sugar from cellulosic Materials by Repeated Use of aReversibly SolubleーAutoprecipitating Cellulase" Biotechnlogy and Bioengineering. 39. 287-292 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Fujii Michihiro: "Application of Reversibly Soluble Polymers in Bioprocessing" Trends in Biotechnology. 9. 191-196 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Hoshino Kazuhiro: "Continuous Lactic Acid Production from Raw Starch in a Fermentation System Using a Reversibly SolubleーAutoprecipitating Amylase and Immobilized cells of Lactobacillus casei" Agricultural and Biological Chemistry. 55. 479-485 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Fujii Michihiro: "A Kinetic Model of the Synergism of Endo^ー and Exoglucanase and βーglucosidase on Hydrolysis of Cellulose" Applied Biochemstry and Biotechnology. 28/29. 145-156 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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