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格子整合系複合材料を用いたシリコン太陽電池の極限高効率化

研究課題

研究課題/領域番号 03203237
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

冬木 隆  京都大学, 工学部, 助教授 (10165459)

研究分担者 木本 恒暢  京都大学, 工学部, 助手 (80225078)
吉本 昌広  京都大学, 工学部, 助手 (20210776)
松波 弘之  京都大学, 工学部, 教授 (50026035)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1991年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワード太陽電池 / シリコン / 広禁制帯幅半導体 / 格子整合
研究概要

1.最適素子構造の設計
GaAs系材料を用いた場合の最適素子構造の設計で、30%を超える変換効率が達成できることが理論的に明らかになった。あらたに、III族元素の組成比を変えることにより禁制帯幅が制御でき結晶成長が容易なInGaP系半導体を用いた場合のシミュレ-ションを行った。GaAsPに比べてInGaPは、最適禁制帯幅(約1.75eV)を持つときの吸収端付近での吸収係数が大きいため光吸収層厚を薄く出来ることが分かった。そのため、開放端電圧が上昇し最大34.2%の効率が期待できる。また、拡散長が約1/4に減少したとしても効率は約33%までにしか低下せず、上層太陽電池用材料としてInGaP系が適していることが判明した。
2.GaP系半導体のヘテロエピタキシャル成長
有機金属化学的気相成長装置を用いて、Si上にGaPのヘテロエピタキシャル成長を試みた。Pの原料としてタ-シャリブチルホスフィンを用い、低V/III比、低基板温度でGaPのヘテロエピタキシ-を実現した。Siとの界面に極薄AI層を挿入する事により3次元成長を抑制でき一様な成長層を得ることが出来る。今後InとGaの比を任意に変化することにより禁制帯幅の精密制御を目指す。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小松 雄爾: "広禁制帯幅半導体との複合によるシリコン太陽電池の超高効率化の検討" 第2回高効率太陽電池ワ-クショップ予稿集. 41-44 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroyuki Matsunami: "Technology Trends of Photovoltaics" Technical Digest of the 6th International Photovoltaic Science and Engineering Conference. 11-18 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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