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生限流路内の沸騰熱伝達の促進(促進機構について)

研究課題

研究課題/領域番号 03203243
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関佐賀大学

研究代表者

門出 政則  佐賀大学, 理工学部, 教授 (80109222)

研究分担者 RAMILISON Je  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (20240616)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード熱工学 / 相変化 / 熱伝達促進 / 制限流路 / 通過気泡 / 熱伝達制御
研究概要

(1)残留液膜厚さ
通過気泡による熱伝達の促進において、重要な役割をしていてる残留液膜の厚さをまず測定し、次の結果を得た。
1.残留液膜厚さは、流路すき間幅がS=2mmのときx*=70.3μm,S=1.5及び1.0mmのときx*=56.0μmである。
2.残留液膜厚さは、気泡の長さが10ー30mm,および気泡の通過周期To=0.25 -2.0secの範囲内では,気泡の長さや通過周期の影響をほとんど受けない。
(2)熱伝達の促進とその上限
狭い垂直流路内に3面の加熱面を取付,下方加熱面の熱流束を変化させてたとき,上昇気泡が上方の加熱面の時間平均局所熱伝達率hを次の実験範囲で測定した。
実験範囲 すき間巾 S=1,2,3.5,6,∞mm
試験液体 水、R113
熱流束 q_w=10^3-7×10^4W/m^2(各加熱面の熱流束は独立)
1.熱伝達率は、通過気泡によって著しく上昇される。この方法による熱伝達の促進は、同じ条件下の強制対流熱伝達と比較して3ー10倍程度である。
2.気液界面での蒸発による潜熱輸送効果の小さい範囲での熱伝達を予測する式が提案され、この範囲内の熱伝達を人工的に制御することが可能となった。
3.通過気泡による熱伝達の促進の上限は、h x*/λ_1=1-1.62の範囲にある。そして、その上限値は、熱流束に依存する量である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 門出 政則: "狭い垂直長方形流路内を上昇しているスラグ気泡下に形成される液膜厚さについて" 日本機械学会論文集. 57. 3499-3504 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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