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セラミックガスタ-ビンを用いたコ-ジェネレ-ションシステムの特性評価

研究課題

研究課題/領域番号 03203257
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関新居浜工業高等専門学校

研究代表者

岡本 覚  新居浜工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (10204033)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードファインセラミックス / ガスタ-ビン / コ-ジェネレ-ションシステム / 省エネルギ- / 経済性 / エネルギ-システム / 熱力学 / システム工学
研究概要

ファインセラミックスの特性を利用し,多種の燃料が使用可能で熱効率が高い熱機関として,セラミックガスタ-ビン(以下CGTという)の開発を実施することにより,小型発電システムの開発が推進され,ひいては,コ-ジェネレ-ションシステム(以下CGSという)等のより高効率なエネルギ-システムの開発が可能になる等,省エネルギ-,燃料の多様化,省資源,さらには環境適合性等に資することができる。
本研究は以上の認識のもとに,CGTを用いたCGSの特性を熱力学的ならびに経済的な観点から評価し,具体的な提言を行おうとするものである。すなわち,研究の前半においては,変動負荷対応型のCGTを対象として全体システムとしてのサイクル計算を実施し,熱力学的な特性を明らかにした。研究の後半においては,上記システムを実際の建物に導入した場合に,実機運転に近い状態での年間(8,760時間)にわたるシミュレ-ションを実施し,従来のシステム(電動タ-ボ冷凍機+蒸気ボイラ)と比較して省エネルギ-性及び経済性を試算した。
結果を要約して次の結論を得た。
(1)高温のCGT排気の持つ排熱をボイラで回収することにより,約78%に及ぶ高い熱利用率を得ることができる。
(2)本サイクルの熱効率,比出力,熱利用率及び熱/出力比に及ぼす大気温度の影響を明らかにした。
(3)本システムをホテル,病院,事務所ならびに店舗に導入し省エネルギ-性を試算した結果,従来のシステムと比較して発電規模が50%以上で良好な結果が得られた。
(4)CGTは通常のガスタ-ビンに比べ,熱効率が高いためCGSの省エネルギ-性は10%以上向上する。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岡本 覚: "セラミックガスタ-ビンを用いたエネルギ-高効率利用技術" 第8回エネルギ-システム・経済コンファレンス講演論文集(エネルギ-・資源学会). 第8巻. 95-100 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 岡本 覚: "セラミックガスタ-ビンを用いたコ-ジェネレ-ションシステムの特性評価" 日本機械学会「第2回環境工学総合シンポジウム '92」に発表予定(平成4年7月16日〜18日). (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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