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トランスジェニックマウスの遺伝的モニタリングシステムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 03206207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関(財)実験動物中央研究所

研究代表者

加藤 秀樹  実験動物中央研究所, 遺伝研究所, 室長 (30142053)

研究分担者 若菜 茂晴  実験動物中央研究所, 遺伝研究室, 研究員 (90192434)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1991年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードトランスジェニックマウス / 交配 / in situ hybridization / 標識遺伝子 / 染色体 / 生化学的標識遺伝子 / マイクロサテライト / PCR
研究概要

トランスジェニックマウスにおける導入遺伝子DNAの染色体の位置を確認する方法としては,従来法としての交配による方法と直接法とてのin situ hybridization法がある。本年度は,それぞれの方法について開発と改良を行った。
交配による方法の場合,導入遺伝子DNAの染色体上の位置の決定は標識遺伝子の数に大きく依存する。これまでは,生化学的標識遺伝子などが中心であったが,最近になって染色体上に多くの標識遺伝子を設ける方法としてマイクロサテライトDNAをPCR法で検出する方法が採られるようになっている。我々は,従来標識遺伝子を持たなかった染色体を中心に補充する形でマイクロサテライトDNAを選んだ結果,全染色体に何らかの標識遺伝子を設けることができた。
トランスジェニックマウスのようにすでにDNAが採られている場合,in situ hybridizationは導入遺伝子の位置を明らかにするために有効である。技術の安定を計ることを目的に一箇所に多くのコピ-をもつribosome DNAを対象に実験を行った。我々は第12染色体の動原体部位が第5染色体の動原体部位に転座した染色体異常マウス系統を発見し,転座部位にAgーNORを持つことが見出している。このことをin situ hybridizationで確認した。DNA probeは28S ribosome DNAを用い,nick translationによりビオチン化dUTPでDNAプロ-ブを標識し,FITC標識アビジンンと反応させて蛍光顕微鏡で観察した。その結果,AgーNORが観察された染色体断片に蛍光シグナルを観察した。
我々の研究所ではヒトポリオウイルスリセプタ-DNAのトランスジェニックマウスの4系統を導入し,現在実験動物化を進めている。導入された4系統におけるPVR遺伝子DNAの染色体上の位置を上記の2種類の方法で確認する予定である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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