研究課題/領域番号 |
03208114
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪樟蔭女子大学 |
研究代表者 |
杉藤 美代子 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (10082455)
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研究分担者 |
水谷 修 国立国語研究所, 所長 (60088789)
藤崎 博也 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (80010776)
宮地 裕 帝塚山学院大学, 文学部, 教授 (50027950)
柴田 武 東京大学, 名誉教授 (00011247)
平山 輝男 東京都立大学, 名誉教授 (50086948)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
1991年度: 15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
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キーワード | 日本語の韻律的特徴 / 全国方言音声の収録 / 音声デ-タベ-ス / 音響的分析 / 生理学的裏付け / 日本語音声教育 / 外国人学習者 / 研究成果報告書 |
研究概要 |
本領域研究においては次の課題について研究を推進し次年度で研究完了の見込みである。(1)日本語の韻律的特徴に関して全国の方言音声を収集し、音声デ-タベ-ス化してこの利用と保存を可能にする。(2)収集した音声の音響的分析、その生理学的裏付け、理論の検討等を行う。(3)上記の結果を用いて日本語教育及び国語教育における音声教育の方法を確立する。 この目的達成のため、当総括班は各学問分野を異にする研究者(研究協力者を含めて現在総数262名)を統合して着実に研究を推進することができた。その研究成果は次に示すとおりである。 研究成果(1)音声の収集:目標とする100地点の収録を完了,また主要都市(各約100名)の録音は12都市を完了し鹿児島市を残すのみとなった。これに基づく音声デ-タベ-スはCDーROM1枚、CD7枚(アイヌ語も含む)を作成、その他北海道から琉球列島までのDAT録音機による収録音声資料1000名分余りを得た。(2)音声の音響的、生理的、理論的研究も進展した。教育班においては30ヶ国の外国人学習者約200名の音声の収録と分析を行い、日本人話者との比較を行った。本領域研究の成果は今後の日本語音声の研究に多大の影響を及ぼすものと考えられる。(3)研究の成果:総括班刊行物9冊、各研究班の刊行物3冊、合計12冊に及ぶ。 研究推進のために行った総括班の活動は次のとおりである。 会合その他の活動(1)(1)研究成果発表会:中間発表会(10月)成果発表会(1月)(2)公開講演会及びシンポジウム(6月、10月)(3)研究サロン及び音声デ-タベ-ス委員会の会合(5回)(4)総括班会議(3回)班長会議(3回)評価委員会(3回)各班間会議数回、事務局会議(9回)国際シンポジウム委員会(6回)等を開催した。(2)ニュ-ズレタ-4回を刊行し、その他各研究者間の意志の疎通、研究者全体の統合をはかり研究の進展を促進した。
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