研究概要 |
本研究は衛星による地球科学研究の推進や地球環境の把握の面で大学の研究者が本格的に取組める体制作りを目指しており,新しい視点の学術的研究として気圏と地圏の境界領域(衛星による地球生物環境の変動解明),水圏と地圏の境界領域(陸域における水循環過程の解明),気圏と水圏の境界領域(大気・海洋相互作用系のリモ-トセンシング)を採上げ,グロ-バルな見地から衛星デ-タの高次利用技術や手法開発を行う点に特徴がある。工学系の研究者と大気・海洋・陸水等の地球科学系各分野の研究者が協力して,境界領域の新しい学術的基礎研究を行うと共に,衛星を用いた地球環境の計測と処理手法を確立するための研究を進めた。 全体の研究会を平成3年7月に開き,総括する研究会を平成4年3月を開催し,外部も含めて125名が参加し,活発な討議を行った。 又,地理デ-タベ-ス,EcoーClimate Map(生態気候図),オゾン,海色,ワ-クステ-ション,NOAA衛星デ-タ解析,画像処理アルゴリズム開発委員会のワ-キンググル-プを設け,活発に活動を行った。 ニュ-スレタ-を2回発行(1200部,海外向けに英語の紹介を含む)して研究班内部の連絡と外部に対する広報に利用した。 総括班を拡大して,次期重点領域研究の検討を行い,申請書を提出した。
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