研究分担者 |
逆井 基次 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (50124730)
田中 啓介 名古屋大学, 工学部, 教授 (80026244)
三科 博司 理化学研究所, 表面界面工学研究室, 研究員
安田 栄一 東京工業大学, 工業材料研究所, 教授 (70016830)
辻本 得蔵 科学技術庁, 金属材料技術研究所・第3研究グループ, 総合研究官
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研究概要 |
組織制御と塑性加工関係では: 1.強度3000MPa以上のものの開發よりも,3000MPaのものをうるためのプロセシングの安定性の向上の研究に重点をおいた。1つの結論として,スリップ・キャスチング成形法は一軸加圧成形法にくらべて有利であると判断された。 2.強度3000MPaの發現機構については,焼結体に存在する残留応力,ZrO_2部分の転位による変形,ZrO_2ーAl_2C_3間の相互拡散,その他こうあれば強くなるであろうと考えられる多くの条件の重畳がもたらしたものであると考えられた。 3.10%程度のZrO_2を含むMgO焼結体においては,MgOの粒成長が抑制され,予期した通り,このMgOーZrO_2系の焼結体で超塑性的挙動が確認された。 4.SiC/MgO複合焼結体で,ナノ分散したSiC微粒子は,MgOの拡散や,転位の移動を抑制し,MgO焼結体の耐クリ-プ特性をいちじるしく向上させることを明らかにした。 5.TiーAl2元素TiAl基合金は,加工熱処理によって(α+γ)2相層状構造から(α+γ)微細等軸粒組織に変えることができた。またこの微細等軸粒組織では数100%におよぶ超塑性を發現した。 表面加工,トライボロジ-関係では: 1.酸化物セラミックスにたいするAg,Pt,Cuなどの金属の摩耗摩擦について,環境雰囲気との関係をしらべ,新しい多くの知見をえた。 2.非酸化物セラミックスについても,トライボロジ-的な多くの知見をえた。 3.ZrO_2・Al_2O_3系複合セラミックスの表面加工後に残る残留応力について,ZrO_2,Al_2O_3それぞれについて詳細な新しいデ-タを提出した。
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