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HIV調節因子nef蛋白質によるヒト大腸リンパ由来ヘルパ-T細胞への作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03219206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

藤井 陽一  名古屋大学, 医学芳, 助手 (50165346)

研究分担者 伊藤 真文  山形大学, 医学部, 助手 (00143090)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードHIV / nef / T4レセプタ- / T8レセプタ-
研究概要

HIV調節遺伝子nef(3'orf)はHIV遺伝子3'末端LTRと一部が重複した位置に存在する遺伝子で、レンチウイルスのHIV、SIVに特異的に見られる。
nef遺伝子産物NEF蛋白は25、27kdの分子量を持ち、前者はミリスチン化による細胞膜後者は細胞質内に局在する。免疫系への影響として、nef遺伝子の発現により、CD4マ-カ-の減少が報告されているが、その意義は明らかではない。そこで、nef蛋白が免疫不全の一要因としてT細胞に作用するという仮説を立て、昨年以来大腸菌発現ベクタ-によりnef遺伝子の発現と精製を行なって来た。さらに、精製標品の健康人末梢血リンパ球への添加によりT4/T8比の減少を観察した。
そこで、今年度は、この変化が細胞増殖能の変化によるか否かを検討する為、末梢及び大腸リンパ由来のT細胞株にnef蛋白を添加した。増殖能においてCD8細胞株では促進、一方CD4細胞株では抑制の傾向が観察された。このことから、HIV感染によりnef蛋白が血中に遊離すると、感染宿主に影響を及ぼす可能性が示唆された。
今後、nef蛋白の変異体を発現、精製しnef蛋白の生物活性部位を検討すると共に、nef蛋白がHIV感染にどの様な影響を及ぼすのかを追及する計画である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yoichi Fujii et al.: "HIV nef protein fused T7 phage gene10 offects CD4,CD8 Tlymphocytes from healthy donors." AIDS.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Yoichi Fujii et al.: "The expression of HIVーl nef protein on the cell surface of intectious MOLT4."

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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