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大腸菌のセリン感受性とpH感受性に関与する遺伝子群の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03221201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡山大学

研究代表者

土屋 友房  岡山大学, 薬学部, 教授 (80012673)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードセリン感受性 / pH感受性 / 遺伝子群 / ロダネ-ゼ / 大腸菌
研究概要

大腸菌のセリン感受性に影響を与える遺伝子群とpH感受性に影響を与える遺伝子群について以下の点を明らかにした。
1.セリン感受性に影響を与える遺伝子群について。
大腸菌は最少塩培地でグルコ-スや乳酸などを炭素源として生育することができる。ところが、これにバリンやセリンを加えると生育できなくなる。バリンによる生育阻害についてはよく解析されているが、セリンによる生育阻害がいかにして起こるのかは不明のままであった。私達はセリンによる生育阻害が、イソロイシン生合成系のホモセリンデヒドロゲナ-ゼ阻害によるものであることを明らかにした。そして、セリン感受性に影響を与える遺伝子群をクロ-ニングした。それらの中の1つsse遺伝子について、塩基配列の決定を行った。その結果、238アミソ酸残基よりなる(分子量26,108)SseAタンパク質をコ-ドするsseA遺伝子と、213アミノ酸残基よりなる(分子量23,750)SseBタンパク質をコ-ドするsseB遺伝子が、それぞれ単独で、セリン感受生を増大させることがわかった。なお、SseAタンパク質は牛肝臓のロダネ-ゼと一次構造の類似性があることがわかった。
2.pH感受性に影響を与える遺伝子群について。
大腸菌の野生株はpH8.5から9.0位までのアルカリ性条件下でも生育できる。私達はpH8.5以上の条件下では生育できない変異株を分離した。この変異を補う遺伝子群をクロ-ニングし、その1つについて塩基配列を決定した。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroko Hama: "Genes affecting serineーsensitivity in Escherichia coli" J.PharmacobioーDyn.14. 151 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroko Hama: "Enhancement of serineーsensitivity by a gene encoding rhodaneseーlike protein in Escherichia coli"

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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