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生活関連指標の地理情報システム化とその大都市圏研究への適用

研究課題

研究課題/領域番号 03227103
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

川口 太郎  東京大学, 理学部, 助手 (90195058)

研究分担者 神谷 浩夫  椙山女学園大学, 文学部, 講師 (40192546)
岡本 耕平  東洋大学, 社会学部, 講師 (90201988)
荒井 良雄  信州大学, 経済学部, 助教授 (50134408)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1991年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード生活の質 / GIS / LIMS / 東京大都市圏
研究概要

本年度は、第一に生活関連指標の分類・体系化のための準備作業として既存の研究を参考にして概念的な整理を行ない、第二にそれと平行して地図出力プログラムの作成を行なって若干の指標の図化を試みた。
国民の生活水準を経済指標以外の非貨幣的指標を用いて包括的・体系的に測定しようとする試みは1960年代からあり、「社会指標」「生活指標」として生活の状態や福祉に関する指標を体系化する試みが主として官庁サイドで行なわれてきた。これらの成果は、膨大な指標体系化の作業に比してそれほど画期的な結果が得られなかったことなどから、必ずしも十分に活用されるに至らなかったが、個人の生活がどのようにして成り立っているかという生活構造に対する理解、および社会経済的な下部構造の中で人々の生活がどのように規定されているかということに関する洞察が不可欠なものであることを示した。
一方、指標の地図出力に関しては、東京大都市圏の範囲で市区町村単位の統計デ-タの地図化を行なうシステム(LIMS;Life Indicaters Mapping System)を開発した。このシステムは、デ-タベ-ス部と地図出力プログラム部の2つから構成され、デ-タベ-ス部は生活関連指標デ-タの入力・蓄積・加工を行うもので、表計算ソフトLotusー123上に作成されている。また地図出力部のデ-タベ-ス部の出力ファイルとして受け渡されるようになっており、デ-タベ-ス部内のマクロ・プロシ-ジャ-によって作成される。LIMSの試験的運用にあたり、とりあえず現代社会において問題になっている女子就業と生活の質の問題、および医療サ-ビスと高齢者の問題に関する若干の指標をマッピングした。その結果、大都市圏には都心部・郊外部・外縁部の3つの明瞭な同心円構造が見いだされ、とりわけ郊外部における問題の所在が明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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