研究課題/領域番号 |
03227104
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
久保 幸夫 慶應義塾大学, 環境情報学部, 助教授 (40107694)
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研究分担者 |
安仁屋 政武 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (10111361)
碓井 照子 奈良大学, 文学部, 助教授 (30068829)
岩崎 一孝 北海道大学, 文学部, 助教授 (90176537)
両角 光男 熊本大学, 工学部, 教授 (50040449)
宇都宮 陽二朗 国立環境研究所, 水上壊圏環境部, 主任研究員 (60101052)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
21,000千円 (直接経費: 21,000千円)
1991年度: 21,000千円 (直接経費: 21,000千円)
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キーワード | 地理情報システム / 時空間分析 / 環境変化 / 多次元情報 / 環境情報 / マルチメディア |
研究概要 |
環境変化の分析において、地理情報システムの利用は一般化しつつあるが、まだ、さまざまな問題点が残されている。本研究においては、システム、デ-タベ-スにおける問題点の抽出とその解決をめざしている。 まず、地理情報の理論的問題点として、扱うデ-タの種類と構造の問題がある。本年度においては、マルチメディア地理情報に関する基礎的な研究を行なった。マルチメディア情報においては、単に異種デ-タの扱いだけでなく、空間、時間に関する検討も必要である。これと関連して、従来の2次元地理情報シテスムの3次元・4次元への拡張に向けた研究を行なった。さらに、これを実現する方法として、オブジェクト指向型のデ-タベ-ス構造に関して研究を行なった。 地理情報システムの発展に伴い、デ-タ取得に関しても新たな技術の要求が強まりつつある。地球測位システム(GPS)、リアルタイム情報収集システムなど、新世代のデ-タ取得システムに関する研究を行なった。また、リモ-トセンシングと地理情報システムの総合化に関する研究を行なった。 さらにこれらの新世代システムの実験を行うため、テスト地域を数ケ所設定し、実際にデ-タを取得し、分析を行った。 また、地理情報システムの普及において、適切な教科書が不足していることが指摘されているが、これに対処するため、アメリカの国立地理情報分析センタ-(CNGIA)が出版した「GISコアカリキュラム」の日本語訳を行い出版した。 これらの研究成果を一般に広めるため、「マルチメディア地理情報システム」、「GPSとGIS」、「GISコアカリキュラム」のワ-クショップを開催した。
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