研究課題/領域番号 |
03227106
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
目崎 茂和 三重大学, 人文学部, 教授 (80101187)
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研究分担者 |
中森 亨 東北大学, 理学部, 助手 (00192229)
長谷川 均 国士館大学, 文学部, 講師 (80208496)
前門 晃 琉球大学, 教養部, 助教授 (60190287)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | サンゴ礁 / デ-タベ-ス / 経年変化 / 環境変化 / 分光反射率 / ランドサシトデ-タ / 画像処理 |
研究概要 |
昨年の実績にたち、本年度の研究成果は次のとおりである。 (1)ランドサットTMデ-タの画像処理による現況デ-タを数値化してデ-タベ-ス(グリット法など)を作成する方法論を確立する。さらに過去のTMデ-タ・空中写真を利用して時空間分析を行った。 (2)現地調査では、海外でのサンゴ礁環境の反祥スペクトル計測を実施しTMデ-タとの現況での整合性や問題点を検証することができた。 (3)昨年の石垣島でのデ-タベ-ス化の改良を試み、日本全体のデ-タベ-ス化への可能性をさぐる検討を行った。 とくに(2)の分光反射率測定は、23項目について、計3,910の測定値を得た。これらの結果は、縦軸に分光反射率、横軸に波長をとった分光反射率曲線図にあらわした。分光反射率の測定結果を要約すると次のようになる。 1:陸上に上げて測定すると、生サンゴと死サンゴは分光反射率から区別できる。しかし、水中にある場合、分光反射率曲線図をもとに両者を区別することは難しい。 2:陸上に上げて測定すると、緑藻、紅藻、褐藻は分光反射率から区別できる。しかし、水中にある場合、分光反射率曲線図をもとに両者を区別することは難しい。 3:生サンゴ・死サンゴと藻類は、水中では前者が反射率が高いことから区別できる。 4:堆積物は、水中にあっても相互の区別は容易である。
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