• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

STS(科学・技術・社会)の研究・教育の体系化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03228102
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関茨城大学

研究代表者

小川 正賢  茨城大学, 教育学部, 助教授 (80143139)

研究分担者 下坂 英  東洋英和文学院短期大学, 助教授 (80187476)
中島 秀人  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (40217724)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードSTS / 科学技術 / 科学教育
研究概要

STS(科学・技術・社会)は「科学技術の正しい社会的運用」を目的として科学技術の総合的な理解を得ようとする学問領域である。本研究の目的は日本において現在ようやく理解されはじめてきたSTS研究・教育運動の体系化を図ることにあった。このために、STS研究・教育運動の進んでいる欧米の動向を探る作業を行なった。欧米の数多くの研究・教育機関から研究プログラムの資料、研究プロジェクトの報告書、教育プログラムの資料、その開発した教材類といった基礎的資料を収集し、一部はこれを翻訳整理し、分析した。このなかで、アメリカの約100にのぼるSTS教育プロジェクトについては、その名称、実施機関、指導者、教育対象、情報源、取り扱う主題・内容、教育方法、プロジェクトの理念・哲学、教材の形式、特記事項といった観点を整理した簡単なデ-タベ-スを作成した。また、それらの情報を参考にして、大学・高校・社会教育レベルで利用可能な教材モジュ-ルを試作し、さまざまな形でこれらを試用した。
さらに、社会教育の指導者層の科学技術に関連する社会問題(STS問題)に関する意識調査を実施し、彼らの意識が、地球規模の問題としての意識ではなくて、個人レベル、地域レベルでの問題意識に留まっていることを明らかにした。
これらの諸活動を通して、STS研究とSTS教育とを統合的に体系化するという作業が予想以上に困難な課題であることを再確認したが、今後は、この両者の間に「STS情報管理(STS Information Management)」という領域を確立することで体系化が図れるかどうか模索していきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masakata Ogawa: "Awareness of Prospective Community Education Leaders of STS Related Global Problems." 日本理科教育学会研究紀要.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi