研究課題/領域番号 |
03228117
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
真壁 肇 東京工業大学, 工学部, 名誉教授 (10016305)
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研究分担者 |
中條 武志 中央大学, 理工学部, 講師 (40198106)
鈴木 和幸 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (00130071)
宮村 鐵夫 茨城大学, 工学部, 助教授 (20106892)
飯塚 悦功 東京大学, 工学部, 助教授 (50017448)
久米 均 東京大学, 工学部, 教授 (10011222)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1991年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 品質保証 / ソフトウェアの品質保証 / 製品責任 / 信頼性 / 設備管理 |
研究概要 |
今まで生産企業を中心に発達しつつ社会の繁栄に寄与してきた品質保証は、高度技術の発展に準拠してその新しい体系を確立していく必要がある。この体系を、特に重要と考えられる次の3項目;(1)ソフトウェアとその品質保証、(2)製品責任と品質保証、(3)設備管理に重点をおいて実証的な研究を行っている。 まず、(1)においてはソフトウェアの品質保証上の問題点を摘出し、効果的な品質保証を行うための方法論を考察した。すなわち、ソフトウェアの開発プロセスを構成する要素として「設計」、「テスト」、および「解析」に注目して設計の方法、テストの方法、および解析の方法においてそれぞれ新しい方法論と解析法を研究した。さらに、これらの方法の優れていることを具体的な事例によって実証している。 (2)においては、高度技術社会の一つの重要な課題といえる製品(製造物)責任について具体的な多くの事例を調査することによって、品質保証上の課題に整理し、その上で、欠陥の判定基準と欠陥の発生するパタ-ンを考察し、欠陥防止のための方法論を研究した。さらに広く、この方法論の評価検討を行うために、日本と米国における品質保証と信頼性を中心として管理技術の比較研究を行い、企業組織や産業構造などによる特長の差異を考察して、(2)の研究の目的を補完している。 また、(3)においては、品質保証の上で重要な役割を担っている設備管理について実証的な考察を行い、問題点を摘出し、これらを解決する方法を「設備設計」、「保全管理」および「診断技術」の3つの項目に分けて研究し、さらに今後の研究課題をまとめた。 これらの研究結果は、今後の品質保証の体系を構築する上に必要な基礎となるものと考えられる。
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