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情報教育の現状と課題

研究課題

研究課題/領域番号 03229106
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

佐伯 胖  東京大学, 教育学部, 教授 (60084448)

研究分担者 三宅 なほみ  中京大学, 情報科学部, 教授 (00174144)
野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (20000086)
菅井 勝雄  大阪大学, 人間科学部, 助教授 (40000294)
研究期間 (年度) 1991 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1991年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
キーワード情報教育 / CAI / ハイパ-・メディア / コンピュ-タリテラシ- / メタ認知
研究概要

わが国の情報教育は、現状では、チュ-トリアル型およびドリル型のCAIとプログラミング教育が中心であるが、最近は、ワ-プロ・ソフトや表計算ソフトを利用したり、音楽ソフトで作曲したり、ハイパ-・メディアを利用して映像・音声・文字の情報を組み合せたり、といったような、生徒が自分の目的をもって必要な情報を引き出し、自発的に「作品」を作り、自らを表現する、といった、学習をひろげ、深めるための道具として利用するケ-スが増えてきている。そのほかに、パソコン通信を利用して他校の生徒とコミュニケ-ションをしてそれぞれの地域固有の情報を交換しあったり、海外の学校と交流したり、といった、「開かれた」環境づくりの実践が少数ながらはじまっている。
本研究では、このような現状と最近の動向を鑑み、三宅なほみは情報メディア教育で育つ認知スキルを明らかにしようとする。つまり、みずからの内的思考過程をメディアによって「外化」することによって、内省による「メタ認知」のスキルが育成されるのではないか、というわけで、「批判的読み」活動を詳細に観察し、分析した。野嶋栄一郎は、早稲田大学人間科学部におけるコンピュ-タ教育の実践から、「コンピュ-タリテラシ-を目指した」情報処理教育カリキュラムの開発と、実践結果の分析をした。菅井勝雄は近年開発が目覚ましいハイパ-メディアを利用した障害児教育に関する調査と、独自のソフトの開発を試みている。佐伯胖は学校にコンピュ-タが導入された場合のさまざまな混乱を、文化論的に考察している。これらの研究は、まだはじまったばかりであり、具体的成果は次年度以降に期待される。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 菅井 勝雄: "科学教育における認知心理学からのアプロ-チ" 日本科学教育学会第15回発表論文集. 53-54 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 菅井 勝雄: "学習環境(2)コンピュ-タによる学習ーその理論構築・モデル開発への方略と展望ー" 教育工学関連学協会連合全国大会発表論文集. 717-718 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 三宅 なほみ: "日常的認知活動の社会文化的制約" 『認知科学の発展』日本認知科学会編. 4. 105-131 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 三宅 なほみ: "「批判的読み」における内省" 日本認知科学会第8回大会論文集. 102-103 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Saeki,Y: "Mediation as a generative model for obtaining an area." Learning and Instruction. 1. 229-242 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 佐伯 胖: "道具使用の認知科学" 安西 祐一郎他編「認知科学ハンドブック」. 65-77 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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