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森林観の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 03230103
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関信州大学

研究代表者

菅原 聰  信州大学, 農学部, 教授 (80021046)

研究分担者 赤坂 信  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (30143267)
白幡 洋三郎  国際日本文化研究センター, 助教授 (10135543)
北村 昌美  山形大学, 農学部, 教授 (90007055)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード森林観 / 情報に基づく森林意識 / 体験に基づく森林意識 / 国際比較 / 地域比較
研究概要

森林意識調査を長野県内の小学校・中学校・高等学校それぞれ10校ずつ計30校の教員に対して(回答学校は全校)、全国の有力企業209社(回答企業は65社,回答拒否企業は1社)に対して、さらに、東京都の23校の高等学校の教員・生徒に対して(回答高校は13校)おこなった。
長野県の学校教員の大多数は、長野県の“豊かな自然"を県民として誇りに思ってはいるが、森林についてみると、彼らのイメ-ジしている森林がアルプス連峰や八ヶ岳などの人里離れた森林であることが明らかになった。そして、森林意識にしても知識や情報によって得られるものが中心であることを知ることができた。
企業についてみると、企業の環境保全に対する関心が高まっていることや、企業の社会的貢献についての関心も高まっていることを知ることができた。しかし、森林環境の保全についての意識はそれほど高くないようであった。
東京都の高校教員および高校生の大多数は、日常的に森林に接しておらず、森林風景の美しさを非日常的な美しさとして見ており、生活者としての視点をなくしていることが知られた。
森林風景は、単なる自然風景なのではなく、そこに住む人たちの文化を反映させている自然・文化風景なのである。すなわち、具体的な森林風景は、そこに住む人たちの森林観に基づいて創られている。森林と文明との関係や森林観の形成メカニズムの比較などについて、研究会ならびにシンポジウムを通じて深め、その成果については、「文明と森林(仮題)」として発表することにしている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 菅原 聰: "学校教員の森林意識" 信州大学農学部演習林報告. 28. 1-14 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 菅原 聰,太田 和利: "森林意識と森林教育" 日本林学会中部支部大会発表論文集. 40. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 菅原 聰,太田 和利: "企業の森林に対する関心" 日本林学会中部支部大会発表論文集. 40. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 菅原 聰,太田 和利: "森林認識の比較" 日本林学会大会発表論文集. 104. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 菅原 聰,北村 昌美ほか: "文明と森林" 小学館, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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