研究課題/領域番号 |
03230104
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 耕司 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (10026619)
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研究分担者 |
大木 昌 八千代国際大学, 政治経済学部, 教授 (50121413)
鶴見 良行 龍谷大学, 経済学部, 教授 (70217397)
古川 久雄 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (00026410)
前田 成文 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (50027588)
高谷 好一 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (90027582)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1991年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 海域世界 / 東南アジア / 熱帯林問題 / 熱帯物産 / 生業構造 |
研究概要 |
研究目的に沿って、(1)資源収奪依存型経済の社会史、(2)他形社会の生活観と生業構造、(3)21世紀の東南アジアと日本、の三つの研究テ-マを設定して、以下の国内調査を行うとともに、研究会を開催した。 1.国内調査:テ-マ1に沿って、北海道渡島半島および愛知県豊根村で、単一の自然資源に依存する収奪型経済のもとでの社会の形成・衰退過程を検討した。単一物産を軸に外界との広域経済・文化圏を成立させたこの社会の形成過程、およびその物産の消滅にともなう急速な衰退過程には、東南アジア海域世界の社会変遷の過程と一脈通じるものがあり、これらの調査結果が東南アジア海域世界との比較素材となることが明らかにされた。 テ-マ2については、隠岐、熊野、伊豆諸島で調査を実施した。島嶼に住む人々の生業構造、彼らの移住や移動、島と外界とのネットワ-ク形成など、東南アジア海域世界固有の自然観・生活観を明らかにするうえでのキ-ワ-ドに関わる問題が国内でも追究された。 テ-マ3については、NGO活動推進センタ-を通じて、環境問題、技術協力などに関わる国内NGOグル-プに関する予備的な資料収集にとどまった。 2.分科会および検討会の開催:海域世界の生態・生業・社会に関する分科会を12月に京都で開催した。同じ公募研究班の「環境倫理思想」班(代表者:鬼頭秀一、山口大学教養部)との合同分科会とした。2月には、研究班全員による総括検討会をもち、上記3テ-マのもとで各分担者が東南アジア臨地研究の成果と国内との比較研究のとりまとめについて打ち合わせた。また、次年度に本研究が採択された場合に備えて予備的な研究計画が討議され、とくに熱帯林問題についての論議を深めることが確認された。
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