研究課題/領域番号 |
03232203
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
望月 英二 東京大学, 理学部, 助手 (30192777)
|
研究分担者 |
横山 由紀子 職業訓練大学校, 情報工学科, 助手
|
研究期間 (年度) |
1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 地球電磁気学 / 球面調和関数 / インヴァ-ジョン |
研究概要 |
地球磁場の球面調和解析はガウス以来多くの研究があるが、(特に古い時代の)デ-タ数は限られており、しかも観測点は欧米に集中している。本研究では観測点分布の非一様性の影響を最小化する球面調和解析法を開発した。 観測点分布の非一様性を客観的に評価するため「分布関数」を定義する。「分布関数」のスペクトルが一様分布の場合に近づく様に、各観測点の「荷重」を決める。「荷重」の決定は一種のインヴァ-ションであり、形式的にはBackusーGilbertと同様の手順が用いられる。しかしながら今回の方法の最大の特徴は、tradeーoff parameter(通常の最小自乗法ではdamping parameter)を先見的に決め得る事である。求められた「荷重」を用いて球面調和解析を行なう事により、非一様性(Truncation)の影響を最小化する事が出来る。 この方法を(年平均)地磁気デ-タに適用した。特に1970年付近の「ジャ-ク」に注目し、1960年から1980年までの20年に対し連続記録のある観測点を用いた。 なお付随的に下記2題目について理論的研究を行なった。 (1)陽震学で重要となる半球上での球面調和解析。 (2)地震学で重予となる大円上の経路積分を用いた球面調和解析。
|