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高度に活性な反応性電極を用いる低配位有機ケイ素化合物の合成と反応

研究課題

研究課題/領域番号 03233215
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

庄野 達哉  京都大学, 工学部, 教授 (80025858)

研究分担者 柏村 成史  京都大学, 工学部, 助手 (50152632)
松村 功啓  京都大学, 工学部, 助教授 (60026309)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード反応性電極 / 低配位有機ケイ素化合物 / 電極還元
研究概要

マグネシウムを反応性電極に用いる高度に活性な電極還元法を、既に開拓しているが、本研究でまこの電極還元法を低配位有機ケイ素化合物の合成に有効に利用することを目的として研究を行った結果、以下に示す様な有用な知見が得られた。
1.マグネシウムを反応性電極に用い、ジメシチルジクロロジシランと、トリアルキルクロロシランの混合物をTHF中電極還元すると、低配位有機ケイ素化合物であるジシレンを合成するための有用な前駆体であるトリシラン類が、高収率かつ、温和な反応条件下で得られた。
2.1,2ージクロロジシランを、反応性電極にマグネシウムを用いて電極還元するとポリシランが得られることは、本研究を開始する以前に既に見出している。そこでこの反応の中間体として、ジシレンが生成していると考え、この中間体を確認する目的で立体障害の大きな1,2ージメシチルジクロロジシランの電極還元を行った結果、ポリシランは得られず、中間に1,2ージメシチルジシレンが生成したことを示唆する生成物を単離することに成功した。
これらの新反応は,低配位有機ケイ素化合物の有効な合成法として有用であり,またその生成反応の機構も興味深いと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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