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両生爬虫類の集合における自律分散メカニズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 03234212
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

疋田 努  京都大学, 理学部, 助手 (40135512)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード自律分散 / 集合 / 群れ / 両生類 / オタマジャクシ
研究概要

同種個体は、ある目的のために協同したり、集合する場合と、逆に、要求が一致するため競争関係になって、互いに排除する場合がある。このような矛盾した2つの要因が、同種の個体関係の様々な存在形態をもたらす。とりわけ、集合する動物では、集合を維持するためのメカニズムに関心がもたれてきた。このような動物の集合は、魚類や哺乳類についてよく調べられてきたが、系統的にその中間に位置する両生類、爬虫類のグル-プについては、あまり関心が持たれていなかった。
このうち、両生類では、多くの種類のカエルのオタマジャクシが、群れて集合をつくる。しかし、それは単に光や餌にひかれて集まったものもあるし、それは個体間の誘引による社会的な群れをつくるものもある。社会的集合としての群れも、非常に単純な構造をしている。これらの群れは、視覚と嗅覚的に個体が誘引されることによって維持され、いくつかの種では、同腹の兄弟姉妹を識別し、主として兄弟姉妹で群れをつくる。このようなオタマジャクシの社会的群れには2つの異なる型がある。ヒキガエル型とツメガエル型である。前者の群れは平面的で、主に水底を移動しながら、摂食する。一方、後者の群れは立体的で、オタマジャクシは水中に浮かんで、同じ向きに並ぶ。濾過食者で水中の浮遊物を濾しとって食べる。濾過食に専門化しているので歯が無い。
そこで、これらの2つの型のオタマジャクシの集合行動を観察することを計画しているが、今年度は、後者のツメガエル型の群れをつくるヒメアマガエルを用いて、実験下でのオタマジャクシの群れの動きをビデオにとり、解析をおこなっている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tsutomu Hidaka,Hidetoshi Ota,Masanao Toyama: "Herpetofauna of Encounter Zone of criental and Paleartic element:anphibians and 〓〓〓t:Les of Tokara group and adjacent islands,in the northern Ryukyus,Japan" Biological Magazine of Okinawa. 30. 1-9 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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