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ソフトウェア設計過程における人間の思考モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 03235202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

佐伯 元司  東京工業大学, 工学部・電気電子工学科, 助教授 (80162254)

研究分担者 米崎 直樹  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00126286)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードソフトウェアプロセス / 仕様化・設計法 / メンタルモデル / 認知プロセス / プロトコル解析
研究概要

ある設計法に従ったソフトウェアの設計過程を記録するためのコンピュ-タツ-ルを開発し,そのツ-ルとビオカメラを用いて,設計作業の履歴を記録し,分析を行った。その成果は以下のとおりである。
1.ソフトウェア仕様化/設計法の形式的記述
ジャクソンシステム開発法やオブジェクト指向開発法での作業分析結果を基に,種々のソフトウェア仕様化/設計法を形式的に記述するためのモデルを提案した。このモデルは,設計法でどのようなプロダクトが作られるかを表すプロダクトモデルと,どのような作業が行われるかを表すアクティビティモデルからなり,両者とも個体関連モデル(Entity Relationship Model)によって形式化されている。
2.ハイパ-テキストを用いた設計作業のモニタリングツ-ルの開発
設計者が与えられた設計法に従って設計作業を行い,その履歴を蓄積することができるコンピュ-タツ-ルを作成した。このツ-ルは,メニュ-形式のハイパ-テキストツ-ルとして実現されており,1の手法を用いて記述された設計法を入力とし,その設計法で生成するプロダクトと作業の構造に一致したノ-ド,リンクの作成を支援する。設計作業は,ノ-ドの作成/消去(プロダクトの識別,消去),リンクの作成/消去(作業の開始,取り消し)といったツ-ルの操作に対応づけられる。
3.ツ-ルを用いた設計作業の分析
2.開発したツ-ルに簡単なオブジェクト指向分析法を入力し,実際の作業のモニタリングを,ビデオカメラを併用しながら行い,その分析を行った。その結果,プロダクトの修正が全体時間の10%,見直しが60%で,7回前に行った作業までを非常によく見直しているという特性が得られた。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 渡辺 智弘: "仕様記述作業のモニタリングツ-ルとその記録分析" 情報処理学会ソフトウェア工学研究会. 80ー18. 135-142 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Motoshi Saeki: "A Method for Software Process Modeling and Descriptions using LOTOS" Proc.of 1st International Conference on the Software Process. 90-104 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 宮川 普: "MSLによる仕様記述のコンパイル方式" 日本ソフトウェア科学会第8回大会論文集. 329-332 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Kuo Wen‐yin: "Method Base ー Database of Software Design Methods & Specifications" Joint Conference on Software Engineering '92. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 西 正博: "ソフトウェアの発注者 ー 開発者会議におけるインタラクションの分析" 情報処理学会ヒュ-マンインタ-フェ-ス研究会. 41ー3. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 本間 学: "ソフトウェアの実現段階における会議の分析" 情報処理学会第44回全国大会論文集. 5. 353-354 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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