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並列プログラムの視覚的開発環境に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03235207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

荒木 俊郎  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (70107077)

研究分担者 出口 弘  大阪大学, 大型計算機センター, 講師 (30197826)
白川 功  大阪大学, 工学部, 教授 (10029100)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード並列プログラム / occam / トランスピュ-タ / 視覚的開発環境
研究概要

最近,並列計算機が開発され利用されているが,並列処理を記述するための言語は既存のプログラム言語を拡張したものが使われることが多い.そのため並列処理の記述が容易ではなく,本当に並列処理が記述し易い並列処理用プログラム言語および使い易い開発環境の構築が望まれているが,現在まだ十分なものは開発されていない.
本研究では,並列プログラムの開発段階からプロセス間の同期・競合などの問題点を解決するツ-ルの検討,および実際にプロセスの実行動作の状況をグラフィック画面上に出力して動作の確認やテスト・デバッグを容易にするための視覚的な並列プログラム開発環境の検討を行ない,さらに,具体的な並列計算機および並列処理用プログラム言語の対象として,INMOS社によって開発された並列処理用マイクロプロセッサであるトランスピュ-タおよびその上の並列処理言語occamを採用して,ワ-クステ-ションSUN上にemacs風なスクリ-ンエディタ,デバッガ,シミュレ-タなどを持つ統合的な並列プログラムの視覚的開発環境の試作を行なっている.
その主な特徴は以下のとおりである.
(1)マルチウィンドウをベ-スとしている.マルチウィンドウの利点を最大限に利用し,より良いユ-ザインタフェ-スによる環境を提供している.
(2)デバッグ環境がシミュレ-タをベ-スとしている.このためトランスピュ-タを用いることなく,occamのプログラム開発が可能である.
これらにより,occamの動作をソ-ス・プログラムのままグラフィック図面上に図的(視覚的)に出力して(プロセス毎に1つのウインドウを用いる),その実行状況(プロセスの実行場所,変数の値,チャネル通信の状況などの内部状態)を動的に表示することができ,開発中のプログラムの状態をすべて容易に把握できる.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤村,出口,荒木,白川: "並列処理言語occamのプログラム開発環境について" 電子情報通信学会第4回回路とシステム軽井沢ワ-クショップ論文集. 4. 306-311 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 出口,藤村,荒木,白川: "並列処理言語occamのプログラム開発環境について" 全国共同利用大型計算機センタ-研究開発論文集No.13. 13. 78-82 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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