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生物粒子の一次生成における極微小プランクトンの寄与

研究課題

研究課題/領域番号 03248208
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関三重大学

研究代表者

小達 恒夫  三重大学, 生物資源学部, 助手 (60224250)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードピコプランクトン / 極微小プランクトン / シアノバクテリア / 生長速度 / 超クリ-ン技術 / 西部北太平洋海域 / オ-シャンフラックス
研究概要

植物プランクトンの一次生産に寄与するピコプランクトン、特にシアノバクテリア以外の極微小プランクトンの貢献度を明かにするため,東京大学海洋研究所研究船「淡青丸」及び三重大学練習船「勢水丸」の西部北太平洋海域において行われた研究航海に参加し,船上においてピコプランクトン群集の培養実験を行った。「淡青丸」での実験では,ゴ-フロ-採水器をケブラ-ワイヤ-に装着する等の超クリ-ン技術により,微量金属等の汚染を避けつつ海水試料を採集した。直ちに,ポアサイズ2μmのヌクリポアフィルタ-による逆ろ過法によって海水試料中からピコプランクトンの分画を行った。このピコプランクトンを含む海水を船上の水槽内で培養し,シアノバクテリア及び極微小プランクトンの細胞数の経時変化を明らかにし,両者の生長速度を見積った。「勢水丸」の航海では,「淡青丸」の場合と同様にピコプランクトン画分を含む海水試料の培養を行うと同時に,分画を行わない全植物プランクトン群集の培養を行い,シアノバクテリア及び極微小ブランクトンの生長速度を見積った。これらの実験の結果,2μm以上の大型画分を除いた場合,シアノバクテリア及び極微小プランクトンとも活発な生長を示す傾向が得られた。また,ピコプランクトン画分のクロロフィルa濃度の変化には,シアノバクテリアではなく極微小プランクトンの細胞密度変化が寄与することが示唆された。上述の2研究航海の他,重点領域研究「海洋フラックス」計画研究班が企画した東京大学海洋研究所「白鳳丸」の研究航海に参加し,酸素法による植物プランクトン光合成量の測定を行った。さらに,重点領域研究「海洋フラックス」事務局主催のシンポジウム「オ-シャンフラックスー地球圏・生物圏におけるその役割ー」に参加し,「北太平洋海域における植物プランクトンサイズ構造の南北比較」という課題で講演を行った。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小達 恒夫,古谷 研: "植物プランクトン量の指標としてのクロロフィルa量について" 月刊海洋.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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