研究課題/領域番号 |
03249105
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
海部 宣男 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 教授 (50011630)
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研究分担者 |
斉藤 修二 分子科学研究所, 分子構造研究系, 教授 (30106158)
奥田 治之 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 教授 (50025293)
長谷川 哲夫 東京大学, 理学部, 助教授 (50134630)
舞原 俊憲 京都大学, 理学部, 助教授 (90025445)
佐藤 修二 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助教授 (50025483)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1991年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 星間物質 / 暗黒星雲 / 星と惑星の形成 / 星間分子 / 星間塵 / 星間磁場 / 宇宙の物質進化 / 観測・実験・理論の総合 |
研究概要 |
本研究はH3年度発足の重点領域研究「星間物質とその進化」の総括班として、領域の全体的運営と進行の促進にあたるものである。本年度は、交付申請書に記載した研究実施計画に沿って、以下の活動を行なった。 (1)総括班会議:H3年10月に総括班会議を開いて各計画研究の開始状況を検討した。H4年1月に評価委員を含めた総括班会議を開いて研究の進行を聞き、計画の今後の方針を議論した。(2)研究会・ワ-クショップ:大研究会をH4年1月に開催。参加者80人、発表論文61、集録は印刷中である。総括班後援のワ-クショップは塵形成WS(55名参加)及び原始惑星ディスクWS(30名参加)。他に主要研究項目により、星間分子ワ-クショップ、量子化学WSなどが開かれた。(3)ニュ-スレタ-の発行:「星間通信」を2号発号し、研究会の公募、研究トピックス、計画研究の進行状況報告等情報交流を行なった。(4)経費追加配分:年度途中で各研究計画の進行状況を聞き、その進行上特に必要な備品等に経費の追加配分を行った。 53件の応募から採択された15件の公募研究と計画研究9件、合計24件の研究などについて、前記大研究会において、初年度ながらいくつかの具体的成果が報告された。(1)計画研究Aーア「星間分子の総合探査」による新しい星間分子H_2CCCC、HCCNC、HNCCCの暗黒星雲での発見(海部、川口、大石ほか)、(2)計画研究Cーイ「星生成領域の構造と物理」による銀河系中央部の分子雲の高い温度と密度の発見(長谷川、林ほか)、(3)公募研究「広域赤色〓射」によるシリケ-ト系高温プラズマ凝集個体での蛍光放射の発見(坂田、和田ほか)等であり、他の計画研究も装置の組立て等が計画に沿って進んでいる。全体として重点領域の利点を生かし、天文・物理・化学・地球物理・工学の広い分野にわたる研究者の密な協力・議論が展開されている。
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