研究課題/領域番号 |
03249205
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長谷川 哲夫 東京大学, 理学部, 助教授 (50134630)
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研究分担者 |
林 正彦 東京大学, 理学部, 助手 (10183914)
半田 利弘 東京大学, 理学部, 助手 (40202270)
祖父江 義明 東京大学, 理学部, 教授 (10022667)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
19,800千円 (直接経費: 19,800千円)
1991年度: 19,800千円 (直接経費: 19,800千円)
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キーワード | 星間物質 / 星 / 星の誕生(生成) / 電波天文学 / サブミリ波 / 銀河系 |
研究概要 |
初年度にあたる1991(平成3)年度は、(1)銀河面サ-ベイ用60cmサブミリ波サ-ベイ望遠鏡(2号機)の光学系の製作、(2)現在の60cm望遠鏡(1号機)による北点の銀河のサ-ベイとそれに基づく分子ガスの物理状態の解明、(3)超高感度230GHz帯SIS受信機の開発・製作、を三つの研究の柱として進めた。 (1)銀河面サ-ベイ用60cmサブミリ波サ-ベイ望遠鏡(2号機)の光学系の製作 観測効率を向上させ、さらに国内外の観測適地に移動することも可能な、60cmサブミリ波サ-ベイ望遠鏡(2号機)の主光学系(主鏡、副鏡、およびク-デ光学系)を製作した。製作した光学系は、後述する230GHzSIS受信機の実験に用いられている。 (2)北点の銀河のサ-ベイに基づく分子ガスの物理状態の解明 現有の60cm望遠鏡について、自動観測ソフトウェアを新たに開発して観測効率を大幅に向上させるとともに、北天の天の川、銀河系中心領域、オリオン座巨大分子雲などの230GHz観測を進めた。ハ-バ-ド・スミソニアン天体物理センタ-の研究グル-プと協力して観測結果を解析し、『銀河系の分子ガスの温度・密度は局所的に見ると多様であるが、銀河系中心からの距離毎に平均した温度・密度は銀河系内域から外域へ一様に下がったいる』という事実を明らかにした。 (3)超高感度230GHz帯SIS受信機の開発・製作 60cm望遠鏡の観測スピ-ドを1桁向上させることを目指して、超高感度SIS受信機の開発・製作を行った。冷凍機デュワ-の内装の設計・製作、ミクサ-の実験を進めると共に、位相ロッキング局部発振機を整備した。
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